トーマス・パーの肖像(アンソニー・ヴァン・ダイク画) トーマス・パー(Thomas Parr, 1483年? - 1635年11月14日)は、152歳まで生きたといわれるイングランド人[1]。オールド・パー (Old Parr)、オールド・トム・パー (Old Tom Parr) の異名で知られる。 なお、ヘンリー8世の最後の妻となったキャサリン・パーの父は同姓同名の別人である。 伝えられるところによれば、パーは1483年にシュルーズベリー近郊(推定ウィニングトン)に生まれ、1500年頃陸軍に入隊した。80歳になって結婚し、一男一女をもうけたが、いずれも幼くして死んだ。自身はその長命の理由を菜食主義と節度のある暮らしにあると考えていた[2]。とはいえ、105歳のときにキャサリン・ミルトンという女性との間に不義の子をもうけ[3]、処罰された。最初の妻と死別した後、122歳の時にジェインという