春だし、「デジカメプラス」創刊という区切りでもあるし、この連載も再び基本に立ち返ってカメラの持ち方構え方からはじめよう。 実のところ、手ブレ補正機構が当たり前になった今、よく晴れていればどんな構え方で撮ってもいい。それがデジカメのいいところなんだけど、持ち方が悪いと応用が効かなかったり、しっかりした構えができてないと、ちょっと日がかげって曇ったり、太陽が傾いて暗くなってくるととたんに手ブレが増えてくるものなのだ。 よく手ブレするという人は、次のことに気をつけるといい。 撮影の瞬間は息を止める シャッターは押してすぐ離すのではなく、撮影がちゃんと完了するまで押したままにしておく 周りの明るさをチェックしてみる。 自分の持ち方を見なおす 3番目は結構大事。人間の目には明るくてもカメラには暗いことってよくある。夜間や室内はもちろんのこと、厚い雲の曇天下。日没前後の夕方。日陰。森の中。人間の目には