最近海外で大きな地震が続いています。地震によって電気や水道などのライフラインが遮断されると、被災後の生活や復旧に多大な影響を及ぼします。水道管の老朽化が進んでいる日本の水道は大丈夫でしょうか? 厚生労働省が行った全国調査によって、全国の水道管(基幹管路)で震度6の地震に耐えうる「耐震適合性」を持つものは全体の3割程度であることがわかりました。国内の水道水の普及率は97%、地震などの自然災害に備えて水道施設の耐震化が進められていますが、進捗状況は芳しくないようです。 全国428の水道事業者を対象に行った水道管耐震化調査では、総延長約50300キロのうち約17,000キロに耐震適合性があり、耐震化率は33.8%でした。そのうち100%を達成していたのは北海道三笠市、茨城県古河市、福岡県古賀市など16事業者、0%は19事業者もありました。また都道府県別の調査では、神奈川(61.5%)が一番高く、