三島とは、薩摩の三島通庸(みちつね)とのこと。 福島のある地方では、先祖代々「三島県令は酷かった」と語り継がれてきたというのです。 それを補うような話が2013年大河ドラマのヒロイン新島八重にあります。 彼女は、夫・新島襄の体調管理をあまりに厳しくしたため、からかい半分、襄からこう呼ばれました。 つまり、三島という名が当時から悪名高かったというわけです。 しかも、です。 この三島通庸、薩摩出身で元は【精忠組】のメンバーでした。 要は『西郷どん』の大久保利通らと関係が深いだけでなく、その息子・三島弥彦は、2019年大河ドラマ『いだてん』にも登場(生田斗真さん)。 主役級での登場はありませんが、薩摩出身だけあって近現代においては何処かで誰かと繋がっている鬼県令。 一体、どんな人物だったのか。 明治21年(1888年)10月23日が命日である三島通庸の生涯を追ってみました。 ※以下は三島弥彦の生