タタールのくびき(タタールの軛)またはモンゴル=タタールの軛(モンゴル=タタールのくびき、ロシア語: Монголо-татарское иго、タタール語: Татар-монгол игосы、英語: Mongol-Tatar Yoke)とは、13世紀前半に始まったモンゴルのルーシ侵攻とそれにつづくモンゴル人(モンゴル=タタール)によるルーシ(現在のロシア・ウクライナ・ベラルーシ)支配を、ロシア側から表現した用語である。現在のロシア人などの祖先であるルーシ人の、2世紀半にわたるモンゴル=タタールへの臣従を意味するロシア史上の概念である[1]。 「タタールの羈絆(きはん)」と称することもある[1]。 バトゥの征西(1236年-1242年) アレクサンドル・ネフスキー(ソビエト時代の切手) ノヴゴロド公として北方十字軍を撃退し、「タタールのくびき」のもとでウラジミール大公となった人物。のち