.Net Frameworkには,SMTPを操作するためのライブラリは標準で付属しますが,POPやIMAPを扱うライブラリは付属していません.Active Mail のようなサードパーティ製のライブラリは存在しますが,フリーで利用できるものはあまり見当たりません.そこで,ここではVisual Studio .NetとC#を用いて,APOPとIMAP(CRAM-MD5)の基本的な操作を行うプログラムを紹介します. 以下のサンプルコードは,指定したメールサーバーにAPOPかIMAP(CRAM-MD5)経由でアクセスし,一定時間ごとに新着メールの数を取得して,ダイアログを表示するものです.「通信過程のメッセージを表示する」をチェックすることで,やり取りされるメッセージ(の一部)を表示することもできます. 今回はまず,APOPやIMAPを使う際に最大のポイントとなるMD5という暗号化アルゴリズムと

