この連載(イノベーションの風を読む)の2015年6月の最初のコラム『Googleフォトがもたらすデジカメの終焉』で、日本のカメラメーカーへの期待とエールを込めて「カメラの再発明」を訴えました。しかし残念ながらカメラメーカーによる「カメラの再発明」は、今のところ(もしかするとこの先も)実現されていません。 2月2日にSnapchatを運営する米国Snap社(昨年の9月にSnapchatから社名変更)が、ニューヨーク証券取引所にIPO(株式の上場)を申請しました。その申請書類の表紙には次の様な文が記載されています。 Snap Inc. is a camera company. We believe that reinvesting the camera represents our greatest opportunity to improve the way people live and