映画に関するwfwfのブックマーク (94)

  • タクシー・ドライバー〜大都会の孤独の中で愛を失った男がある日実行した壮絶なこと

    『タクシー・ドライバー』(TAXI DRIVER/1976) 都会で生きていると、孤独になることがある。それは避けられない試練として存在する。 例えば東京の都心。他の場所からやって来る人々でこの都市は形成されている。彼らの目に映っているのは東京ではなく、流行都市としてのTOKYOに他ならない。東京で生まれ育ってすぐそこに帰る場所があるような人には、この感覚を理解するのは難しいかもしれない。要するに並行する同時世界。TOKYOはパラレルワールドなのだ。そこで感じる孤独はとても虚ろで、いつも群衆の中にひっそりと潜んでいる。 映画『タクシー・ドライバー』(TAXI DRIVER/1976)は、ビルや人々や喧騒に囲まれながら生きざるを得なかった独りの若者の心の葛藤を描く作品だった。ニューヨークという大都会の片隅に生きる、一人の孤独なタクシー運転手が主役の物語。脚を書いたポール・シュレイダーは「都

    タクシー・ドライバー〜大都会の孤独の中で愛を失った男がある日実行した壮絶なこと
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    wfwf 2016/02/08
    あの伝説の映画が公開40周年。
  • ストレンジ・デイズ〜1999年12月31日の世紀末パーティと電子ドラッグ「スクイッド」

    『ストレンジ・デイズ』(Strange Days/1995) 「世紀末」「ミレニアム」と盛んに騒がれた1999〜2000年頃。20世紀の終わりに漂っていた倦怠感のようなものと、来たるべきまだ見ぬ21世紀への期待感のようなものが混ざり合って、何か異様とも思える空気が巨大なビル群や人々を覆っていた。 また、インターネット普及によるサイバースペース(電脳空間)感覚が身近になり、日でもiモードの登場によってバッグやポケットに入れて持ち歩いていた携帯電話にその世界観が組み込まれた。 映画『ストレンジ・デイズ』(Strange Days/1995)はサブタイトルに「1999年12月31日」とあるように、まさにそんな時代の喧騒ぶりを描いた作品だった。製作・脚を担当したのはジェームズ・キャメロン。『ターミネーター』シリーズや『エイリアン2』で勢いのあったキャメロンが長年温めてきた企画で、自身の製作会社

    ストレンジ・デイズ〜1999年12月31日の世紀末パーティと電子ドラッグ「スクイッド」
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    wfwf 2016/02/03
    実は隠れた名作!!!
  • ロックンロール・ハイスクール〜最初は『ディスコ高校』にされたラモーンズ出演作

    『ロックンロール・ハイスクール』(Rock ‘n’ Roll High School/1979) 映画のタイトルが『ディスコ高校』(Disco High)だって? ディスコ音楽じゃ学校なんて破壊できない。ロックじゃなきゃダメですよ!! アラン・アーカッシュは初めての監督作品である映画のタイトルを、上司でありプロデューサーでもあるロジャー・コーマンから聞いて呆れ返った後に強気で反対した。 ロジャーはちょうどディスコが大ブームだったので若者に受けると思っていたが、部下の様子を見て考え直すことを決意。それは滅多にない例外的なことだったが、タイトルは『ロックンロール・ハイスクール』(Rock ‘n’ Roll High School/1979)へと無事に変更された。 ロジャー・コーマン。アメリカ映画界では「B級映画」「低予算映画」「カルト映画」の帝王として君臨する伝説的映画人。監督としてだけでなく

    ロックンロール・ハイスクール〜最初は『ディスコ高校』にされたラモーンズ出演作
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    wfwf 2016/01/27
    そういう経緯があったのか。
  • ザ・エージェント〜ある日突然会社を解雇された男が生きる歓びを感じて口ずさんだ歌とは?

    Home TAP the SCENE ザ・エージェント〜ある日突然会社を解雇された男が生きる歓びを感じて口ずさんだ歌とは? - TAP the POP 『ザ・エージェント』(Jerry Maguire/1996) もしも今勤めている会社を突然解雇されたら、あなたならどうするか? もしも高給な仕事に就き、毎日金儲けやビジネスのことばかり考えていたのに、ある日突然すべてを奪われてしまったら? 付き合っている異性にどう説明する? 相手は君のことをクールに稼ぐ人間だと思っている。 周囲の友人や仲間たちにどう顔向けする? みんなは君のことを人生のパーティを知り尽くした愉快な人間だと思っている。 さて、どうするか? トム・クルーズがプロスポーツ選手のエージェントに扮した『ザ・エージェント』(Jerry Maguire/1996)は、まさにそんな状況に追い込まれた主人公が、逆境の中でもがき苦しみながら、

    ザ・エージェント〜ある日突然会社を解雇された男が生きる歓びを感じて口ずさんだ歌とは?
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    wfwf 2015/12/13
    名作!!!
  • 白いドレスの女〜一度観たら忘れられなくなるフィルム・ノワールの傑作

    『白いドレスの女』(BODY HEAT/1981) 1940〜50年代には低予算で退廃的な犯罪映画が作られていたが、それらは「フィルム・ノワール」と呼ばれるようになり、映画ファンから根強い支持が集まるようになった。主人公の破滅やそれを誘う魔性の女(ファム・ファタール)といったプロットやキャラクター、あるいは独特のセリフの言い回しや暗めの映像美など、このムードに取り憑かれる人は少なくない。 「暑さ以外の話ならお相手するよ」 「夫がいるの」 「それで?」 「相手は要らない」 「幸せならね」 「あなたには関係ないわ」 そんな見知らぬ同士の男と女の会話で始まる『白いドレスの女』(BODY HEAT/1981)は、まさに「フィルム・ノワール」の永遠の名作の一つ。この作品には色気と体臭が全編に漂う。暑さ、気怠さ、堕落、感情の爆発、官能的な関係に至るまで、すべてにそれらが強烈に漂う。 これが初監督作とな

    白いドレスの女〜一度観たら忘れられなくなるフィルム・ノワールの傑作
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    wfwf 2015/12/02
    色気って大事ですね。
  • 夕陽のガンマン〜悪を裁くのは正義でもヒーローでもない。悪を始末するのは“成熟した流れ者”だ。

    Home TAP the SCENE 夕陽のガンマン〜悪を裁くのは正義でもヒーローでもない。悪を始末するのは“成熟した流れ者”だ。 - TAP the POP 『夕陽のガンマン』(FOR A FEW DOLLARS MORE/1965) いつの時代にもやりたい放題の悪というものが存在して、それが謙虚に慎ましく暮らす人たちの脅威となる。正義を掲げて対抗する者もいるが、そのほとんどが邪悪な力によって虫けらのように片付けられてしまう。そんな時、待望のヒーローが突如現れて何もかもを解決する……これまで多くの映画やドラマやコミックで描かれて来た世界だ。勧善懲悪的な結末に、観る側のどんよりとしていた気分も晴れ渡る。 でも現実はそうだろうか? 絵に描いたようなヒーローなど存在するわけがないし、悪特有のずる賢さのもとに、次々と正義が買収されていくのは歴史が証明している。例えば、立派な志を抱いた若き政治家が

    夕陽のガンマン〜悪を裁くのは正義でもヒーローでもない。悪を始末するのは“成熟した流れ者”だ。
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    wfwf 2015/11/18
    ザ・クラッシュは日本公演時、オープニングに『夕陽のガンマン』の果たし合いのテーマ曲を流していた。彼らは知っていたのだ。
  • プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角〜“リングレッツ”旋風を巻き起こした学園映画

    『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』(Pretty in Pink/1986) 青春映画というのは、描かれる登場人物たちが観客と同じ世代だった場合、観る者は特に思い入れが強くなることがある。その映画が傑作であったり、新作として映画館に足を運んだなら尚更だ。そして1980年代半ばに青春期を過ごした人なら、忘れられないジャンルがあることを思い出すだろう──それは“ジョン・ヒューズの学園映画”だ。 雑誌編集に携わりながらコメディ映画の脚家でもあったジョン・ヒューズが、初監督/脚を担当した『すてきな片想い』(Sixteen Candles)が公開されたのが1984年。翌年は『ブレックファスト・クラブ』(The Breakfast Club)、『ときめきサイエンス』(Weird Science)、翌々年は『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』(Pretty in Pink)、『フェリス

    プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角〜“リングレッツ”旋風を巻き起こした学園映画
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    wfwf 2015/11/16
    覚えてる? モリー・リングウォルドのこと
  • レス・ザン・ゼロ〜青春文学と映画に衝撃を与えたカジュアル・ニヒリズムの極致

    『レス・ザン・ゼロ』(LESS THAN ZERO/1987) 1980年代後半、日でもちょっとした話題になったアメリカ発の新しい文学の動きがあった。それは「ニュー・ロスト・ジェネレーション(あらかじめ失われた世代)」と呼ばれ、新しい感覚を持った書き手たちが続々と衝撃的な小説を発表するようになった。この動向は当時、トラベル作家の故・駒沢敏器さんが編集者で参加していた頃の雑誌『Switch』が積極的に紹介していた。 アメリカには1920年〜30年代に「ロスト・ジェネレーション(失われた世代/迷える世代)」と称された作家たち(フィッツジェラルドやヘミングウェイなど)がいて、まさにその再構築的なムーヴメントだったわけだ。 ジェイ・マキナニーの『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』はNYを舞台にした20代のための甘い生活を描いた救済物語だったが、今回紹介するブレット・イーストン・エリスの『レス・ザ

    レス・ザン・ゼロ〜青春文学と映画に衝撃を与えたカジュアル・ニヒリズムの極致
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    wfwf 2015/11/06
    レス・ザン・ゼロ〜青春文学と映画に衝撃を与えたカジュアル・ニヒリズムの極致
  • ミステリー・トレイン〜ジョー・ストラマーや工藤夕貴らが出演したジャームッシュ映画

    『ミステリー・トレイン』(MYSTERY TRAIN/1989) 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の後、一通の奇妙な手紙がジム・ジャームッシュの手元に届いた。そこには「あなたの映画が好きだ。一緒にビールを飲もう。私は東京に住んでいる」と書いてあった。もしNYに来られるならOKだよと返事すると、10日後、当に人がやって来た。 JVCの平田国二郎はジャームッシュの新作のためのプロデューサーになった。監督に映画創作のための自由を保証し、製作費もバックアップしたこの作品は、『ミステリー・トレイン』(MYSTERY TRAIN/1989)と名付けられて1989年のカンヌ映画祭で初披露された。 いつも一緒に仕事をしたいと思ってる俳優やミュージシャンたちのことを考え、脚作りをするというジャームッシュは、今回も様々な顔ぶれを思い浮かべた。ジョー・ストラマー、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス、ニコ

    ミステリー・トレイン〜ジョー・ストラマーや工藤夕貴らが出演したジャームッシュ映画
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    wfwf 2015/11/04
    ヒップな人々のための映画、それがジャームッシュ作品。
  • メランコリア〜地球に異常接近する巨大惑星と世界が終わりを告げる時

    『メランコリア』(MELANCHOLIA/2011) 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』や『アンチクライスト』など、今やデンマークが世界に誇る巨匠となった映画作家ラース・フォン・トリアー。そんな彼が自らの体験を含みながら、壮大かつ甘美な世界観とともにスクリーンに映し出したのが『メランコリア』(MELANCHOLIA/2011)だった。 これは憂(メランコリア)についての映画だ。そして二面性を持っていて、惑星の地球への異常接近という出来事も描いている。惑星の名は“メランコリア(憂)だ。憂は恋に落ちるのと同じような甘い痛みだよ。惑星メランコリアと地球の衝突はその象徴なんだ。 主演は二人の女優。一人はソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』や大ヒット映画『スパイダーマン』シリーズでお馴染みのキルスティン・ダンスト。彼女は作でカンヌ映画祭の主演女優賞を獲得。アメリカ人女優としては18年

    メランコリア〜地球に異常接近する巨大惑星と世界が終わりを告げる時
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    wfwf 2015/10/28
    これは本当に凄い映画だと思う。
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー〜1955年のあのパーティでロックの歴史が変わった

    『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(BACK TO THE FUTURE/1985) 2015年10月21日は、マーティと彼のガールフレンドのジェニファー、そしてタイムマシンを開発したドクが1985年の10月からタイムトラベルしてきた日だ。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作(1985~1990年)の第2部では、2015年という“未来”が舞台となっていた。映画を観直して、我々が生きる現在の光景や生活と比較してみるのも楽しいかもしれない。 さて、今回は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(BACK TO THE FUTURE/1985)の第1部を振り返りたい。やはり何と言ってもマーティがロックンロールの歴史を塗り替えた場面があるし、間違いなくシリーズ最高傑作なのだから。 すべては「もし、自分と同い年の父親や母親と会ったなら」という、脚家ボブ・ゲイルの空想から始まった。大人にも若者だっ

    バック・トゥ・ザ・フューチャー〜1955年のあのパーティでロックの歴史が変わった
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    wfwf 2015/10/21
    本日2015年10月21日は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の登場人物たちが1985年からタイムトラベルしてきた日。
  • 偉大なるエンニオ・モリコーネの映画音楽〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカほか

    ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド 「TAP the COLOR」連載第103回(番外編) エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone) ヒプノシス、アンディ・ウォーホルに続くスピンオフ企画第3弾は「サウンドトラック」。その最初に取り上げるのは、イタリアが生んだ偉大なる映画音楽家エンニオ・モリコーネによる作品たち。彼の音楽があったからこそ、これらは永遠の名作と呼ばれることになった。じっと耳を傾けると、「映画のための音楽」がこの世には存在するということに、静かに感動する。 『夕陽のガンマン』(1965) 悪を裁くのは正義でもヒーローでもない。悪を始末することができるのは“流れ者”だということを教えてくれたマカロニ・ウエスタンの名作。監督はモリコーネの幼馴染みでもあるセルジオ・レオーネ。クライマックスの果たし合いのシーンで流れる音楽は、悲哀を背負って生きなければな

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    wfwf 2015/10/14
    偉大なるエンニオ・モリコーネの世界
  • ロスト・イン・トランスレーション〜TOKYOが吐息する瞬間をとらえたソフィア・コッポラの世界

    『ロスト・イン・トランスレーション』(Lost in Translation/2003) 東京には二つの表情がある。 一つは「東京」であり、そこで何気なく生まれ育った人々が感じる日常生活空間としての場所。そしてもう一つは、何か異様なパワーが渦巻いているメディアとしての「TOKYO」。それはどこかオシャレに目覚めた女の子のスッピンとメイク顔の違いにも似ている。 日全国から多くの人々が圧倒的な憧れと夢を抱いて移り住んで来る街。世界中からのあらゆる情報や流行を一極集中させようとする街。特に都心と呼ばれるエリアが醸し出す洗練と欲望が溶け合ったムードには、「東京」とはかけ離れた異次元の光景を見ることができる。東京に住んでいる者なら誰もが知っている。「TOKYO」とはつまり、エントランスフリーの同時並行世界(パラレルワールド)だ。 映画『ロスト・イン・トランスレーション』(Lost in Trans

    ロスト・イン・トランスレーション〜TOKYOが吐息する瞬間をとらえたソフィア・コッポラの世界
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    wfwf 2015/10/14
    tokyoを舞台にした最高傑作かもしれない。
  • ストリート・オブ・ファイヤー〜流れ者の美学とロックンロールの寓話

    『ストリート・オブ・ファイヤー』(STREETS OF FIRE/1984) 1980年代ほど良質な青春映画が量産された時代はないだろう。このコーナー「TAP the SCENE」で今まで取り上げたものだけでも、その金字塔『アウトサイダー』をはじめ、『ダーティ・ダンシング』『プリティ・イン・ピンク』『初体験リッジモント・ハイ』『レス・ザン・ゼロ』『ビギナーズ』など、硬派なストリートものから恋とファッションに富んだ学園ものまで、様々な表情を持った青春映画が製作されていた。そしてその多くが音楽の力によって、より魅力的な物語にもなった。 忘れていたことを思い出させる映画が好きだ。だから僕自身が映画少年に戻って、自分が10代の頃に見たら最高だと思うような映画を作りたかった。 ウォルター・ヒル監督はそんな想いで『ストリート・オブ・ファイヤー』(STREETS OF FIRE/1984)を撮ったという

    ストリート・オブ・ファイヤー〜流れ者の美学とロックンロールの寓話
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    wfwf 2015/10/07
    日本のTVドラマにも多大な影響を与えました。
  • ウェインズ・ワールド〜みうらじゅんも思わず宣伝部長を買って出た“ヒップなお馬鹿”映画

    『ウェインズ・ワールド』(WAYNE’S WORLD/1992) ダン・エイクロイドとジョン・ベルーシの二人旅がきっかけで生まれた偉大なるバンド=ブルース・ブラザース。そんな彼らを生んだ人気バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(以下SNL)から、1989年に再びエクセレントな二人組が誕生した。 楽天家のウェインに扮するのはカナダ出身のマイク・マイヤーズ。そして小心者でロマンチストなガースに扮するのは物真似の天才ダナ・カーヴィー。というだけでも、エイクロイドとベルーシを彷彿とさせてくれるコンビだが、マイクは1989年より、ダナは1986年よりSNLのレギュラーとして活躍。 ウェインの自宅の地下室をスタジオにしたCATV向けのほとんど海賊放送という設定で、ロックとパーティが大好きな二人がホストになって毎回ゲストを招き(エアロスミスやマドンナも出演)、タイムリーな話題をギャグにする5分間の

    ウェインズ・ワールド〜みうらじゅんも思わず宣伝部長を買って出た“ヒップなお馬鹿”映画
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    wfwf 2015/09/30
    エクセレント!!
  • サタデー・ナイト・フィーバー〜空前のディスコブームの裏にはトラボルタの哀しみがあった

    『サタデー・ナイト・フィーバー』(Saturday Night Fever/1977) それは雑誌に掲載された1の短編記事から始まった。 1976年6月、ニューヨーク・マガジンに発表された『新しい土曜の夜の部族儀式』は、作家のニック・コーンが街中のディスコを渡り歩いて、そこに集まる若者たちの生態を紹介したものだった。 これに目をつけたのがロバート・スティグウッド。 1960年代にマネージメント会社を設立して、あのクリームを世に送り出し、その後ミュージカル『ヘアー』『ジーザス・クライスト・スーパースター』の興行や映画『トミー』などを仕掛けて、ショービジネス界で成功を手にしていたプロデューサー。スティグウッドは73年に自身のレコード会社RSOを設立。エリック・クラプトンやビー・ジーズのアルバムを制作し、76年には映画製作にも格的に進出しようとしていた。 『新しい土曜の夜の部族儀式』はスティ

    サタデー・ナイト・フィーバー〜空前のディスコブームの裏にはトラボルタの哀しみがあった
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    wfwf 2015/09/23
    こんな話があったとは!!
  • アメリカン・グラフィティ~伝説のDJウルフマン・ジャックが流す41曲のオールディーズ

    アメリカン・グラフィティ』(American Graffiti/1973) ラジオ局のジングルが聞こえ、夕暮れ空やネオンサインに輝くドライブインが映し出される。そして、突然ビリー・ヘイリー&ザ・コメッツの「Rock Around the Clock」が流れ出す。 夜明けまでロックンロールで踊り明かそう! 映画アメリカン・グラフィティ』(American Graffiti/1973)はこうして始まる。日でも1974年に公開されて大ヒット。80年代には何度かTV放映されたので(吹き替えにはサザンオールスターズの桑田佳祐も参加)、特に50代の人には思い出深い作品かもしれない。「アメグラ」なんて言い方もされたくらいだ。この世代の男性なら、映画の真似をしてTシャツの袖に煙草をくるんだことは一度くらいはあるだろう。 数ある青春映画の中でも、特に高校生を主役にしたような学園映画のすべてのルーツは、

    アメリカン・グラフィティ~伝説のDJウルフマン・ジャックが流す41曲のオールディーズ
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    wfwf 2015/09/16
    41曲の珠玉のオールディーズナンバー
  • 黒人の“ブルース”に呼応したアイルランド系移民の“ハイロンサム”

    “約束の地”アメリカに辿り着いたアイルランド系移民の夢と現実 広大なアメリカ大陸の音楽を見渡す時、アイルランド系移民の存在を避けて通ることはできない。その果たした役割はあまりにも大きい。しかし、その文化的栄光の影には、想像を絶する苦難の歩みがあった。 1775年にアメリカで独立戦争が始まった頃、宗教的迫害によってアイルランドからの出国を余儀なくされた最初の移民が東部の僻地山岳帯アパラチア(※1)に入植した。 「スコッツ・アイリッシュ」(※2)と呼ばれた彼らは異国の地でも独自の文化を守り、ウイスキーの密造や祖国の音楽やダンスを通じて(※3)、過酷な現実から生じる疲れた心と身体を癒すことになった。また、強い反英感情を持った彼らは独立戦争でも果敢に戦って、新しい国で自分たちの存在意義を見出していった。 もう一つ特筆すべきは、19世紀半ば頃から大量に流れてきた移民たち。1845年、アイルランドでは

    黒人の“ブルース”に呼応したアイルランド系移民の“ハイロンサム”
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    wfwf 2015/09/09
    ハイロンサムという感覚について。
  • ワイルド・アット・ハート〜愛する女のために歌った圧倒的な「ラブ・ミー・テンダー」

    『ワイルド・アット・ハート』(Wild at Heart/1990) 恋人たちの逃避行を扱った映画と言えば、ニコラス・レイ監督の伝説的な『夜の人々』をはじめ、ボニー&クライドで有名な『俺たちに明日はない』、テレンス・マリック監督の『バッドランズ(地獄の逃避行)』、ロバート・アルトマン監督の『ボウイ&キーチ』、クエンティン・タランティーノが脚を書いた『トゥルー・ロマンス』、あるいはゴダールの『気狂いピエロ』といったところを真っ先に思い出す。そんな中、ひときわ強い印象を残したのは、デヴィッド・リンチ監督の『ワイルド・アット・ハート』(Wild at Heart/1990)だろう。 リンチ作品は、退廃的な『ブルー・ベルベット』やまさかの高視聴番組『ツイン・ピークス』にも現れたように、色彩感覚溢れる映像美、聴こえてくるヒップな音楽だけでなく、普通ではないクセの強い登場人物、暴力や死やセックスの描

    ワイルド・アット・ハート〜愛する女のために歌った圧倒的な「ラブ・ミー・テンダー」
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    wfwf 2015/09/09
    デヴィッド・リンチによる愛の物語。
  • さすらい〜移動と風景を描くヴィム・ヴェンダースのロードムービー

    『さすらい』(Im Lauf der Zeit/1976) ヴィム・ヴェンダースが1974〜76年に撮った映画『都会のアリス』『まわり道』『さすらい』の3は、「ロードムービー3部作」として映画史の中に刻まれている。 もちろんそれ以前にも、アメリカン・ニュー・シネマに代表されるアウトロー・ムーヴメントの中で、『俺たちに明日はない』(67年)、『イージー・ライダー』(69年)、『真夜中のカウボーイ』(69年)、『アリスのレストラン』(70年)、『断絶』(71年)、『バニシング・ポイント』(71年)、『地獄の逃避行』(73年)、『ペーパー・ムーン』(73年)、『スケアクロウ』(73年)など、優れたロードムービーは数多く作られていた。 ある者は犯した罪から逃れるために移動(逃避行)し、ある者は人に会うために移動(人探し)し、ある者は仕事の都合で移動(商売)し、ある者は愛を喪失して目的もなく移動(

    さすらい〜移動と風景を描くヴィム・ヴェンダースのロードムービー
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    wfwf 2015/09/02
    伝説のロードムービー。