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SFとreviewに関するwhaleboneのブックマーク (17)

  • 朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)取材原稿完全版 - shinichiroinaba's blog

    朝日新聞の連載企画を基に先般刊行された朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)に寄稿した拙文(インタビューのフォーマットに合わせて編集者に合いの手を入れてもらった以外は当方の書下ろしである)は、紙面でもまた単行でも大幅に縮減されたものである。徳間書店のご厚意によってここに原型を復元し公開する。 =================== ――研究者としての著書も多数あるなかで、稲葉さんの最初の著書は『ナウシカ解読 ユートピアの臨界』(1996年刊、2019年に増補版を刊行)です。稲葉さんは、今この作品をどう評価しますか。 宮崎駿のまんが『風の谷のナウシカ』はすでに古典になっています。古典になっている、ということの意味は色々ありますが、ひとつには後進にとっての模範、ベンチマークを提供している、というところです。これについては後に詳しく述べましょう。もうひとつは、もう

    朝日新聞社編『危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』』(徳間書店)取材原稿完全版 - shinichiroinaba's blog
  • 少女終末旅行が最高すぎたので何が素晴らしいのかを言語化してみる

    少女終末旅行は素晴らしい。さっき最終話を見たばかりのワタシからすればこれはもはや自明なのだが、もしかしたら明日朝起きたワタシにとってはそれはもはや説明を必要とするような感覚かも知れない。だが、ワタシはこの気持を忘れたくないので、一度言語化してみる。言語化することによって記憶は記録となる。記録を残すと思い出はより高い精度で再生する事が可能になり、明日以降のワタシも少女終末旅行の素晴らしさを忘れないでいることが出来る様になるのだ。話が逸れてきた。興奮しているようだ。落ち着け。 落ち着いた。続きをかく。 ここ数話の少女終末旅行を見てワタシの記憶に蘇ったのは2つのアニメだ。1つはけものフレンズ、もう1つはテクノライズ。どちらも素晴らしいアニメだ。片方は滅びた後の優しい世界を描いた作品であり、もう片方は滅びゆく優しくない世界を描いている。少女終末旅行の世界は優しくない世界の名残が各所に残る優しい世界

    少女終末旅行が最高すぎたので何が素晴らしいのかを言語化してみる
  • 赤尾秀子/エリザベス・ベア『スチーム・ガール』訳者あとがき(全文)[2017年10月] : Web東京創元社マガジン

    2017年10月17日12:27 by 東京創元社 赤尾秀子/エリザベス・ベア『スチーム・ガール』訳者あとがき(全文)[2017年10月] カテゴリSFファンタジイ・ホラー 赤尾秀子 Hideko Akao 『スチーム・ガール』書影 書の主人公カレンは、十六歳の〝縫い子〟。 といっても、布を縫って衣類をつくる裁縫師ではなく、料金をいただいて不特定の男性と枕を交わすのが仕事です。 十九世紀後半、孤児のカレンはゴールドラッシュに沸くアメリカ北西海岸の港町ラピッド・シティで、〝裁縫館〟モンシェリの縫い子になりました。ただしモンシェリは、海べりのいかがわしい売春宿とは違う高級娼館で、経営者は通称マダム・ダムナブル。くそ婆と呼ばれようがなんだろうが、マダムは自身のやり方を貫く鉄の女です。 そのモンシェリに、娼婦を酷使する下劣な売春宿から、娘がひとり逃げこんできました。これをきっかけに、その宿の主人

    赤尾秀子/エリザベス・ベア『スチーム・ガール』訳者あとがき(全文)[2017年10月] : Web東京創元社マガジン
  • 少女が蒸気駆動の甲冑機械を着て駆け回る──『スチーム・ガール』 - 基本読書

    スチーム・ガール (創元SF文庫) 作者: エリザベス・ベア,安倍吉俊,赤尾秀子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/10/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る「スチーム」ときて「ガール」である。スチームだけでも満貫だが、そこにガールがつけば役満である。ということで『スチーム・ガール』なわけだが、読み始めて気づいたのだが原題は『KAREN MEMORY』で、その書名通りにカレンという名の高級娼館で働く少女が、一連の事件が終わった後に回想形式で語る物語である。 ちなみにスチーム要素もちゃんとある。飛行船から船まで、蒸気駆動の船が世界を闊歩している19世紀後半のアメリカ西海岸の港町が舞台なのだ。ただ、少女が蒸気駆動の甲冑機械を着て駆け回るとか記事のタイトルにつけてしまったし、帯にも「愛する彼女を守るため、カレンは蒸気駆動の甲冑機械を身にまとう」と書いてあるが、

    少女が蒸気駆動の甲冑機械を着て駆け回る──『スチーム・ガール』 - 基本読書
  • 大森望(とそれを敵視する人々)についてぼくが知っていた二、三のこと:1980年代からの遺恨とは

    大森望(とそれを敵視する人々)についてぼくが知っていた二、 三のこと:1980 年代からの遺恨とは (v.1.3) 山形浩生 * † 2015 年 12 月 21 日 概要 2014 年春に大森望が、SF 作家協会への入会を否決されたのは、 『オルタカルチャー日版』に掲載され たセクハラと称される替え歌作成への関与を一部の人が確信しているからとも言われる。実際にはそうした 関与を裏付ける証拠はない。だがそうした人々の確信の背景には、かつて巽孝之が大森望のある文章にプラ イドを傷つけられたことがあるとされる。ではそのプライド損傷はどのように発生したのか? 稿は、1980 年代の巽・岡『一九八四年』論争と、大森・永瀬サイバーパンク論争をふりかえりつつ、 今日のわだかまりに到る道筋を山形なりに検討する。その直接の原因は、山形が知る限りたったひと言では あった。でもその背後には、1980 年

  • エゴサーチ: 富岡日記とSF業界の後編 redux - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    二年ほど前に、「エゴサーチ: 富岡日記とSF業界の後編」というエントリーを書いた。 cruel.hatenablog.com さて、これは実は、もっと長いモノを書いていたんだけれど、それを査読してもらった人に、こんなものを公開してもだれも喜ばないと言われて、ひっこめて短縮版をブログに乗せておいたのだった。それに、どうせこれを読んでもあまりわかる人もいるまいと思ったこともある。 でも最近、藤田直也という評論家が、SF作家クラブの腐敗を告発するとかいうことをツイッターで言い始めつつ、急に腰砕けになる醜態を見せた。 togetter.com その周辺のいろんな発言とかを見ているうちに、少しはこんな文も意味があるかと思うようになった。 さて、この藤田直也の一連の発言というのは、自分の個人的な恨みやら保身やらを、いかにも公共的な告発であるかのように見せかけて投げ散らすというどうしようもない代物だ。自

    エゴサーチ: 富岡日記とSF業界の後編 redux - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』文明再起動マニュアル - HONZ

    先週末30年ぶりにシリーズ続編として公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は突き抜けて凄まじい、破壊的なエンターテイメントだった。崩壊した地球文明の後に残った脳筋の男共が滅茶苦茶に改造されもはや原形が何だったのかさっぱりわからない車とバイクに跨り、何故か火を吹くギターを持って、裏切り者の女共を追いかけ上映時間の殆どをカーチェイスに費やす。走れども走れども砂漠以外何も見えない、荒廃した大地。資源は限られ少ない物資をヒャッハー!! と、暴力によって奪い合う、力こそ正義! な地獄絵図な世界が広がっている。 しかし、仮に核戦争なり宇宙人の侵略なり異常気象なり隕石の衝突なり、原因をどこに求めるにせよ、文明がいったん崩壊してしまったとしたら、当にそんな破滅的な状況になるのだろうか? 失われてしまった文明はもはや戻らないのか? 逆に復興できるとしたら、どうやって? 書は書名である『この世界

    『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』文明再起動マニュアル - HONZ
  • 世界遺産の建築家 ブルーノ・タウト設計 タウトとシェーアバルト (1)旧日向別邸・熱海の家・タウトの部屋

    2024年07月 / 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月 ブルーノ・タウト(1880-1938)は1914年にケルンで開催されたドイツ工作連盟(DeutscherWerkbund)の博覧会でガラスの家を発表した。この一作だけでもタウトは歴史に名を留める建築家になったことであろう。その制作のインスピレーションをタウトに与えたのは、作家のシェーアバルト(Paul Scheerbart 1863-1915)であった。ドームの下の帯にタウトは「ガラスは我々に新時代をもたらす。煉瓦文化は我々をただ悲しませる」等と書き入れているのであるが、これはシェーアバルトの詩なのである。つまりシェーアバルトの詩からガラスの家は生まれたとも言えるのである。 シェーアバルトは1914年に『ガラス建築』を出版した。その『ガラス建築

    世界遺産の建築家 ブルーノ・タウト設計 タウトとシェーアバルト (1)旧日向別邸・熱海の家・タウトの部屋
  • Amazon.co.jp: くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4): エリザベス・ムーン (著), 小尾芙佐 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: くらやみの速さはどれくらい (ハヤカワ文庫 SF ム 3-4): エリザベス・ムーン (著), 小尾芙佐 (翻訳): 本
  • プラネテス/幸村 誠

    プラネテス/幸村 誠
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  • 業田良家「機械仕掛けの愛 」ははっきり言って…「手塚、藤子級」の作品だ - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

    単行の1巻は昨年の夏に出ている。 機械仕掛けの愛 1 (ビッグ コミックス) 作者: 業田良家出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/07/30メディア: コミック クリック: 14回この商品を含むブログ (36件) を見るロボットのワタシも、泣いていいですか。 を愛する刑事、最強の兵士、子育てのベテラン、失敗ばかりのダメ店員……ココロを持ったロボットたちの愛情と葛藤、そして“人間”を描きだす、切なくて温かいオムニバス!! 持ち主に飽きられたペットロボの女の子は、愛された記憶を頼りに“お母さん”を捜すが…? 人間の遺言で自由を手に入れた、介護ロボの苦悩とは? 思い出を託された執事が、約束を果たすために選んだ道は? ロボット神父は、搾取に苦しむ農民たちを導けるのか? 機械仕掛けのココロの系譜、9編を収録。 【編集担当からのおすすめ情報】 ヒトではないキカイが、「生きたい」と叫ぶ。

    業田良家「機械仕掛けの愛 」ははっきり言って…「手塚、藤子級」の作品だ - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
  • 登場人物が「ただ見てるだけ」の壮大な叙事詩SFマンガ『ヨコハマ買い出し紀行』 - 天のろくろ

    前回、『ヨコハマ買い出し紀行』を空前絶後のユニークなマンガと書いた。私もそんなにマンガについて詳しいわけではないので確証はないのだが、この作品に似たマンガを思いつかない。この作品の後、いわゆる日常マンガや、ユルユルマンガが多く生まれた。特に『ARIA』『神戸在住』がセットになって語られることが多く良いマンガではあるが、YKKに比べれば普通のマンガである。物語の背景もキャラの出自もはっきりしており、1話ごとにちゃんとストーリーがあってオチがある。同じ作者の最新作『カブのイサキ』ですら、よくある若者の冒険&成長譚に見える。 『ヨコハマ』は物語の背景は分からずキャラの出自も分からず1話ごとにストーリーがなくオチがない。驚くべきことにほとんどすべてが謎なのである。説明的なト書きが皆無なのはもちろん、セリフでも説明がない。そのため作品内の事象、「なぜこうなのか?」という疑問はこちらで類推するしかない

    登場人物が「ただ見てるだけ」の壮大な叙事詩SFマンガ『ヨコハマ買い出し紀行』 - 天のろくろ
  • SFマンガの傑作『ヨコハマ買い出し紀行』(1994〜2006) - 天のろくろ

    新装版もはや8巻目かー。旧版持ってますが毎月買ってます。 知っている人がほとんどだと思いますが、このマンガによく冠せられる「癒し系」とか「ほのぼの」という言葉に恐れをなして読まず嫌いの人もいるかもしれないので、少しでも多くの人に読んで頂きたくここに紹介しておきます。 主人公の初瀬野アルファさん(一見20代前半の女性、スレンダーな体形で顔はぷっくりしている)は三浦半島西側の岬(『黒崎の鼻』が有力候補)の突端に「カフェ・アルファ」というコーヒーショップを営んでいる。この流行らない喫茶店に出入りするお客のおじさんや子供たちとのふれあいを通じて描く人生泣き笑い・・・と言うと小学館系のマンガによくある展開に見える。しかし舞台は今から数十年後、世界規模の大災害によって海水面が上昇し、人口は極端に減少し、都市は廃墟と化し・・・つまり人類が滅亡に瀕している世界なのだった。 しかもアルファさんは実は人間では

    SFマンガの傑作『ヨコハマ買い出し紀行』(1994〜2006) - 天のろくろ
  • スチームじゃない - 伊藤計劃:第弐位相

    昨日の日記にリンクしてくれたid:win-sch:20081019:1224403158を読んだり、wikiの「スチームパンク」の項目を読んだり、復刊された「ディファレンス・エンジン」上巻のオビに書かれた「スチームパンクを生み出した」という記述を読んでいて、どうやら世間では何か重要なことが間違っているらしい、と気がついたのですが、それは何かというと、 「ディファレンス・エンジン」はスチームパンクじゃありません。 え?だって蒸気コンピュータの話でしょ?なのになんでスチームパンクじゃないの?スチームパンクじゃなきゃ何なのさ、と思う方がいらっしゃるかも知れません。まあどうでもいいっちゃ心底どうでもいい話なのは自分でも認めますが、それでも一応書いておくと、 「ディファレンス・エンジン」はサイバーパンクです。 そもそも、スチームパンクという語はどうして生まれたか。これは在るの後書きにしっかり書いて

    スチームじゃない - 伊藤計劃:第弐位相
  • きなこ餅コミック 『BSアニメ夜話』電脳コイルの熱いトーク

    ドキドキの55分間でしたねぇ、電脳コイル夜話! 11/4(火) 深夜24:00〜24:55 第一夜「電脳コイル」(2007年 監督・磯光雄) 松嶋初音(タレント)/稲見昌彦(慶応大学教授)/ 平松禎史(「電脳コイル」原画・各話演出担当)/岡田斗司夫/ 氷川竜介/加藤夏希/里匠アナウンサー BSアニメ夜話 出演者全員が『電脳コイル』を絶賛していたのが嬉しかったですね。今さらではありますが、とくにグッときたトークをピックアップ! 最近はすっかりダイエットのイメージが強いオタキングも、コイルトークでは聞き所が多かったですなぁ。 岡田「SFアニメには頭脳系と魂系があって、魂系アニメの頂点が今のところ『グレンラガン』。アニメには熱い心があればよいみたいな作品なんですけど、『電脳コイル』はその逆で頭脳系。緻密な情報設定、キャラクターのリアルさを積み上げて作る。頭脳系の頂点としてできていると思います」

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