お会式(おえしき)は、宗祖等の命日にあわせて行われる大法会(祭り)である。 本来は法会の儀式の略で会式という言葉の通り、特定の宗派の行事を指す言葉ではないが、俳句において下述の日蓮宗のお会式から秋の季語とされるように、一般的には日蓮の忌日を指す。 江戸自慢三十六興・池上本門寺会式 日蓮宗のお会式[編集] お会式 万灯練供養 (池上本門寺) 万灯 お会式(おえしき)は、日蓮門下の諸派で日蓮の命日の10月13日等にあわせて行われる法要である。 数十万人の参拝者が訪れる祭りとして、特に東京都大田区の池上本門寺が知られている。起源は定かではないが、浮世絵師の歌川広重(二代)の作品『江戸自慢三十六興』、『江戸名勝図会』で描かれていることから、江戸時代末期までには始まっていたと考えられる。 日蓮の命日の前夜(10月12日)はお逮夜(おたいや)と呼ばれ、各地から集まった講(信徒団体の集まり)が、行列し万