10日午前11時15分ごろ、愛知県碧南市玉津浦町のトヨタ自動車衣浦工場で、クレーンワイヤでつり上げられた鉄板(約300キロ)が落下し、真下で補修作業をしていた下請け工事会社社長の男性(51)=名古屋市南区=が頭を挟まれた。男性は病院に搬送されたが、脳挫傷で約1時間後に死亡が確認された。 碧南署によると、鉄板をつるしていた1本のワイヤが切れていた。補助ワイヤは使用しておらず、男性は70~80センチの高さにつり上げられた鉄板の下に潜り込み、鉄板の防じんゴムを取り換える作業をしていた。クレーンを操作していた男性の部下にけがはなかった。工場は盆休みで操業していなかった。(中日新聞)