12日、東京のJR山手線で線路脇の架線の支柱が倒れ、レールに接触したトラブルを受け、JR東日本は同じ構造で支柱が設置されているおよ5万か所で緊急の点検を始めました。 倒れた支柱は、架線を支える別の支柱をワイヤーで引っ張って支える役割をしていて、13日午前から、同じ構造で支柱が設置されているおよ5万か所で緊急の点検を始めました。 点検では、支柱に傾きが無いか、ワイヤーにたるみが無いかなどを調べていて、車庫内の線路の支柱などを除くすべての点検が終わるまでに今月末までかかるということです。 JR東日本によりますと、先月25日、支柱の交換作業の過程で、倒れた支柱と、線路をまたいだ反対側にある別の支柱とをつなぐはりを撤去したことで、支柱の強度が弱まった可能性があるということで、JRでは、さらに詳しく原因を調べるほか、作業の手順を検証することにしています。