2017年10月から2018年9月までに全国で発生した不審者事案について、出没エリアの近隣に鉄道の駅があったケースを集計したところ、東京都では東武伊勢崎線の梅島駅(足立区)と東京メトロ丸ノ内線の中野新橋駅(中野区)、大阪府では大阪メトロ大国町駅(大阪市浪速区)がそれぞれ最多だったことが、筆者が代表を務める「日本不審者情報センター」の配信情報分析からわかった。 首都圏や中京圏、近畿の主な府県別の最多駅では、このほか神奈川県が登戸駅(川崎市)、埼玉県が北戸田駅(戸田市)、愛知県が上小田井駅(名古屋市)、兵庫県が神戸三宮駅(神戸市)、京都府が桂川駅(京都府)、奈良県が奈良駅(奈良市)だった。 不審者情報の公表が増えた 日本不審者情報センターでは、全国の警察や自治体が公表する不審者情報を独自に編集・配信し、データベース化している。対象となる事案は、声かけ、つきまとい、痴漢、露出、暴行、盗撮、のぞき