「STAP細胞は捏造ではありません」――STAP細胞の論文問題で、クロ判定を受けた小保方晴子さん(30)が放ったカウンターパンチが、じわじわ理研を追い詰めているようだ。当の小保方さんは「入院してもいいですか?」と、今週中に予定されている“反撃会見”の中止をほのめかしたというが、その裏で、「手打ちが進んだ」という声もある。 理研にはあまり触れられたくない過去がある。2003年11月に発表された論文で、結論に合うように研究データを改ざんしたとして、当時50代の男性研究員と30代の女性研究員2人が、04年に理研を退職しているのだ。 「さほど世間に注目された論文でもなかったし、2人は表向きは自主退職だったので、幹部の責任は問われなかった。理研にとってみれば、今回も10年前と同じように、小保方さんの自主退職で幕引きしたかったはず。ところが、小保方さんは弁護士まで付けていきなり反撃に出た。まさに想