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ブックマーク / macgyer.hatenablog.com (9)

  • アニメの悪意:『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』 - 冒険野郎マクガイヤー

    『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』鑑賞。「叛逆の物語」ってリベリオンの物語、ガンカタの物語ってことだったのか――というのは冗談としても、魔法少女のイチャイチャぶりとドラッギーな映像と残酷さがとにかく面白い映画だった。 観る直前、シネコンの駐車場で前の回を観た客とすれ違ったのだけれど、おれそっくりなムサい男三人組が特典の色紙*1片手に「やったー俺さやか!」「うぉー、俺マミさん」などとイチャイチャしていて、そのイチャイチャぶりがスクリーンでイチャイチャする魔法少女たちと重なったりした映画だったよ。 作が素晴らしいのは、テレビ編をふまえた劇場版としてのファンサービスと、作り手の悪意という名の作家性が、すんなり同居しているところだと思う。「皆の観たかったまどマギ」と「皆の観たくなかったまどマギ」が同居しているのだ。 以下ネタバレ。 魔法少女まどか☆マギカ Blu-ray Disc BOX(

    アニメの悪意:『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』 - 冒険野郎マクガイヤー
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    wideangle 2014/01/08
    "本作が素晴らしいのは、テレビ本編をふまえた劇場版としてのファンサービスと、作り手の悪意という名の作家性が、すんなり同居しているところだと思う。"
  • 押井守がデル・トロを褒める理由:『勝つために戦え!監督篇』 - 冒険野郎マクガイヤー

    というわけで、自分ももう38歳だ。 この齢になると、怪獣もロボットも宇宙人も出てこない映画を観るのは時間の無駄だと思えてくる。 パシフィック・リム ブルーレイ&DVDセット (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray] そんな自分でも、2013年に最も面白かった怪獣映画は『パシフィック・リム』であり、最も面白かったロボット映画も同作であると思うものの、最も面白かった映画が『パシフィック・リム』かと問われれば、そうではないと思うのだな。 その理由は以前のエントリで幾つか書いたのだが、主人公の物語というか動機が途中で終わってしまうのが一番マズいと思うんだよね。 具体的にいえば、香港で二体の怪獣を倒した時だ。あそこで主人公の話が終わってしまうのだな。あそこまでは最高の映画だと思うのだが、そこから何故か司令官の話になったり、親子の話になってしまうんだよね。 もっと主人公の話がみたい! 周囲から不

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    wideangle 2014/01/08
  • このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    雄山「中川、今日の映画はなんだ?」 中川「『ワールド・ウォーZ』にござります」 雄山「ほう。有名なゾンビ小説映画化だな。モキュメンタリーならぬ架空のオーラル・ヒストリー形式で、ゾンビ発生による世界的危機“世界ゾンビ大戦”を乗り越えた時点から語るという、なかなかに考え抜かれた小説だったな。映画も楽しみだ」 WORLD WAR Z 上 (文春文庫) マックス ブルックス Max Brooks 中川「この中川、雄山さまの好みは熟知しておりますゆえ」 雄山「ハハハ、こやつめ。それでは、観てみるとするか」 二時間後 雄山「……このゾンビ映画を作ったのは誰だあっ!」 中川「先生、どうか落ち着いてください」 雄山「だから私はこんな下衆なシネコン映画を観るのは嫌なんだ! 人に金と時間を払わせておいて、こんなものを観せるとは!!」 雄山「ええい、我慢ならん。監督を呼べ!」 マーク・フォースター「わ……私で

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    wideangle 2013/10/12
  • おれの田舎はDASH村 - 冒険野郎マクガイヤー

    もう放送から一週間近く経ってしまったが、やはり書いておこう。夕飯いながら『鉄腕DASH』を観てたら、山口達也が放射性物質防護服を着こんで汚染されたDASH村に赴き、せっせとひまわりの種を植えていて驚いた。全部無かったことにするのも可能だったのに、TOKIOも『鉄腕DASH』スタッフも、気でDASH村をやっていたんだなぁと感じ入ったよ。 参考リンク:『DASH村』 参考リンク:http://now2chblog.blog55.fc2.com/blog-entry-956.html まず驚くのは完全防備の放射性物質防護服で日の田園風景をうろつく、その絵ヅラだ。 DASH村は福島第一原発の北西25kmに位置している。3/14日に三号機が水蒸気爆発を起こしてから数日間、現地は北西の風が吹いていた。そして雨。里山に囲まれたDASH村には風にのった放射性物質が降り積もると共に、雨水に溶けたそれら

    おれの田舎はDASH村 - 冒険野郎マクガイヤー
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    wideangle 2011/09/18
    "里山や田園は、人間が定期的に手を入れることで植生遷移を遅らせたり、留めたりしている。だから、人が居なくなったら荒れ果てる。"
  • 『踊る』=平成ライダー説: 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』 - 冒険野郎マクガイヤー

    自分はだいたい映画を週に一のペースで観ているわけですよ。一年に換算するとだいたい50くらい。一説によるとシネフィルと呼ばれる、或いは自称する為の最低ラインは年間100らしいので、中途半端な映画オタと考えてくれて間違いない。 そんな映画半可通が今まさにネタとして語りまくり、こき下ろし、ディスりまくる映画といえば『踊る大捜査線 THE MOVIE3』だ。 だが、自分はこの映画、というかこのシリーズ、結構好きなんだよね。 カネよりも時間が惜しいので、基的にどう考えてもつまらなさそうな映画は観ないと決めている。だから『アマルフィ』も『ALWAYS』も未だに観てないし、将来観る気も無いし、『DRAGONBALL:EVOLUTION』を観るくらいならば、アニメの方の映画版*1を観た方が良い、というスタンスだ。そんな自分が何故『踊る大捜査線 THE MOVIE』を観るのかというと、やっぱり、面白

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    wideangle 2010/07/10
  • 映画監督押井守にとっての勝利と敗北──もしくはキャメロンに「負けた」理由 - 冒険野郎マクガイヤー

    勝つために戦え!〈監督篇〉 ライムスター宇多丸が先週タマフルでお薦めしていた押井守の新刊「勝つために戦え! 監督編」を読んだのだが、面白かった。 TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル 前作にあたる「勝つために戦え!」は何年も前に読了済みなのだが、自分はあんまりサッカーに興味が無いので、押井守の言いたいことも分かるのだが正直あんまり楽しめなかった。 だが、今回は「映画監督にとっての勝ち負けとは?」に特化した内容で、その視点でゴダールやヒッチコックや深作欣二から、キャメロンや北野武や三池崇史までを俎上に乗せ、聞き役の野田真外相手に語りまくるという、映画監督押井守が大好きな自分にとってはかなり満足な内容のであった。 押井守の考える、映画監督にとっての勝利とは、次の二点だ。 常に映画を作り続けることができる(理想は死ぬまで) 「自分の」映画を作れる だから、常にヒッ

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    wideangle 2010/03/21
  • 小泉進次郎を信用できない - 冒険野郎マクガイヤー

    我が家では、洗濯物を干すのは私の仕事だ。毎朝、子供の肌着なりパジャマなり下なりを、ワイドショーを観ながら干すのが日課となっている。小さい布切れを物干しハンガーにかけるイライラ感を、ワイドショー的価値観への嫌悪感で誤魔化すのが目的なのだ。 もうさ、朝のワイドショーが提示する価値観って、自分にとっては当に異質なわけよ。30代のオトナの男女が誰と付き合おうとそいつらの勝手なわけよ。スポーツ選手が不倫しようが事故起こそうが、それに良い・悪いなんて気軽にいえないわけよ。みのもんたや小倉智昭に善悪の判断なんてしてほしくないわけよ。 それでも、そんな番組を朝方に数分だけ観ると。「こんなつまらない価値観が支配する世の中に、おれなりの最後っ屁をカマしてやるぜ!」的な気力が沸いてきて、一日頑張れるのだな。まぁ、この年になっても仮病で仕事をズル休みしかねない自分に対する、モチベーション維持方法だ。ライフハッ

    小泉進次郎を信用できない - 冒険野郎マクガイヤー
  • 岡田斗司夫のクリエーター夜話「プチクリ講演会」in多摩美術大学 その2 質疑応答編 - 冒険野郎マクガイヤー

    前回の続きです。 プチクリに関する講演は終了し、質疑応答へ。 なお、質問についてはメモをとりきれなかった部分もあり、他の部分にも増して不確かなとこ褄もあるのだが、悪しからず読んで欲しい。 「バクマン」について何か あの原作者は「デスノート」の時もそうだったが、「いかに面白い理屈をこねれるか?」ということに重きを置いている。 ジャンプ編集部を舞台にしている限り、取材がいらない。これはもの凄いアドバンテージ。 でも、最近の掲載順位は後ろの方。アンケートでの人気がそんなに無いようで心配。初連載時の作者コメントも「スケールの大きな話になる予定ですので、構想の最後まで描きたいです」みたいなことが書かれていた。なんて後ろ向き! アニメーターをやっているのだ、以前蛙男商会が「将来的にネットを利用して2万人でFlashアニメを作りたい」とコメントしていて、自分には全く無い発想だったのでショックを受けた。ア

    岡田斗司夫のクリエーター夜話「プチクリ講演会」in多摩美術大学 その2 質疑応答編 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 岡田斗司夫のクリエーター夜話「プチクリ講演会」in多摩美術大学 その1 - 冒険野郎マクガイヤー

    以前ロフトプラスワンで「岡田斗司夫の『遺言』」というイベントが開催されていて、結局最初から最後まで半年に渡って計6回全て参加してしまったのだが、もの凄くためになったと感じている(その時のレポート*1)。 その後、「岡田斗司夫の『遺言』」というイベントがあって*2、これももの凄くためになったのだが、こちらは1回限りでその後が無かった。 少々物足りなく思っていたら、多摩美術大学の学園祭でプチクリの講演会をやるという。 ロフトの講演会に毎回来ていただいてるようなヘビーユーザーは無理して来なくても大丈夫ですよ(笑) http://putikuri.way-nifty.com/blog/2008/10/112-e3e6.html と書いてあったので当初はスルーしようかと考えていたのだが、 基は「プチクリ」というクリエイター発想法なんだけど、どんどん脱線していくのも楽しいかな?とか考えています。 G

    岡田斗司夫のクリエーター夜話「プチクリ講演会」in多摩美術大学 その1 - 冒険野郎マクガイヤー
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