直播栽培の意義 「直播栽培とは」 ●直播栽培とは、水田に育てた苗を植える従来の方法(移植栽培)に対し、水田に直接種をまいていく栽培方法です。 「直播栽培の意義」 ●現在、日本の農業では、担い手の減少、高齢化に対応する新しい技術の開発が大きな課題となっています。 ●稲作の労働時間は10a当たり30時間以内にまで減っていますが、育苗、田植作業がその4分の1を占めています。 ●苗箱による移植栽培が大部分を占める中、直播栽培は、育苗、田植えの省略により稲作の大規模化・低コスト化・省力化のためのキーテクノロジーとして、特に有望視される技術です。 湛水直播作業(多目的田植機を利用) 「水稲直播栽培の経営上のメリット」 (1)省力・低コスト化 ●育苗、移植作業が省略され、作業時間が短縮されます。 ●これらの作業にかかる資材費・人件費が不要になります。 (2)作業の平準化 ●移植栽培では、春は育苗に関わる