1 トマ・ピケティ『21 世紀の資本』山形浩生/守岡桜/森本正史訳、みすず書房[2013=2014] Thomas Piketty, Capital in the Twenty-First Century, translated by Arthur Goldhammer, 2014 ・ 「図Ⅰ-2 の曲線はヨーロッパ主要国での資本/所得比率を示している(ここには出てこ ないが日本も似たグラフになる) 。 」(25)「図Ⅰ-2 は、…民間財産(不動産、金融資産、専 門資産から、負債分を差し引いたネット値)の総価値が、その国の国民所得何年分にあた るかを、1870 年から 2010 年について示したものだ。 」(27) ・ 「過去数十年における高い資本/所得比率への復帰は、 大部分が比較的低経済成長のレジ ームへ戻ったことで説明できることを示そう。低成長経済では、過去の富が当然ながら重 要性を