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2008年3月27日のブックマーク (12件)

  • 書評『組版/タイポグラフィの廻廊』

    府川充男氏畢生の超大著『聚珍録 圖説=近世・近代日〈文字-印刷〉文化史』(2005年2月、三省堂)の刊行から3年、来はその販促を意図して編まれたという『組版原論 タイポグラフィと活字・写植・DTP』(1996年4月、太田出版)から12年もの歳月が過ぎようとしている。この間に和文組版の現場には、写植からフル・デジタル化されるという書物作りに関する革命的な環境変化がもたらされた。このような状況の下、前著『印刷史/タイポグラフィの視軸』(2005年10月、実践社)が入門書を装った論文集であったとすれば、書は広義のタイポグラフィ=組版(図書の構造設計全般)の現場を担う人々に対して、とりわけ写植における組版の手捌きを知らない世代に対して、改めて啓蒙的な問題提起を意図して編まれたものである。 巻頭「タイポグラフィーの視線」は、若干の図版を差替え省略し、一部字体の変更を伴っているものの、内容的には

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    works014
    works014 2008/03/27
  • 東京新聞:<漢字林>花 身近だが素性『?』 阿辻 哲次:NIEことば(TOKYO Web)

    春が来たことを、私たちは植物の開花とともに実感する。花は戸外でも室内でも生活に安らぎをあたえてくれるし、それぞれの季節に応じて、心にたっぷりとうるおいをもたらしてくれる。花がきらいだという人はめったにいないことだろう。 さらに「花」という漢字も、小学校一年で習うほど画数が少なくて書きやすいし、日常生活に身近な意味を表しているから、漢字嫌いの人でもこの漢字を難しいと感じることはまずないだろう。

  • 東京新聞:<漢字林>抒 当用漢字で叙と混乱  阿辻 哲次:NIEことば(TOKYO Web)

    国語教育のあり方を議論する委員会で、ある自然科学者が、文章の表現能力は自分がいいたいことを過不足なく伝達できることに主眼を置くべきであって、そこに文学的な修辞は必要ない、だいたいいまの国語教科書は小説や詩歌、民話などを重視しすぎていて、一般的な国語力には余分なものが多すぎる、と発言した。 なにを馬鹿(ばか)な!と思った。水は水素と酸素の化合物で、三角形の面積は底辺と高さをかけて二で割る、という内容を読んだり書いたりするのなら、なるほど文学的な要素は不必要だろう。しかし世界のどこに、そんな文章ばかりを読み書きしている国があるだろうか。

  • 第13回 中国周辺に残る古い漢字音 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    中華料理は、世界でも有数の美とされるが、その中でも「は広東に在り」というように、中国の南部の香港辺りから各地に伝わった広東(カントン)料理は異彩を放っている。その料理の一つに、「チャプスイ」と呼ばれるものがあり、日でもよく知られるようになってきた。豚肉、野菜などを混ぜて炒め、片栗粉でとろみをつけて煮た、八宝菜に似たものである。これは、清朝末期ころにアメリカで改良されたものともいわれ、英語にもchop sueyというスペルで採り入れられている。 日では中華料理はもちろん、世界中のが楽しめるが、韓国料理もすっかり定着してきた。タレに漬けてべる焼き肉など、日独特の発展をみたものもあるが、「チャプチェ」という春雨に牛肉や野菜を混ぜて炒めた韓国料理も人気がある。 さて、ここに「チャプスイ」と「チャプチェ」という二つのアジアの料理の名前を出してみた。これらの「チャプ」とは、いったい何なの

    第13回 中国周辺に残る古い漢字音 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
  • 1950年代初頭に略字体が一般的に使われていたことの意味 - もじのなまえ

    さて、先日の発表を粗っぽくまとめると、「1950年代初頭には表外字に略字体が、かなり使われていた」ということになりましょうか。ここで「かなり」と書きましたが、具体的には新聞社のうち朝日新聞、印刷会社のうち大日印刷について、明確な資料があるということです。つまり「略字体が主流だった」とまで言っている訳ではない。しかし無視し得ないほどの広さで使われていたとは言い得る、そんなところです。この「かなり」をもう少し精密に計測したいところですが、今後まだ資料は出てきて、範囲はもう少し広がるような感触を持っています。 ところで、この'50年代における略字体使用が、現代に生きる我々にとって、どのような意味を持つのでしょう? レジュメにも書きましたが、大日印刷では1993年にCTSラインにおける社内ルール「基文字規定」が制定されるまで、『活版の栞』にある略字体が使用されたと考えられます(活版のラインに

    1950年代初頭に略字体が一般的に使われていたことの意味 - もじのなまえ
  • 3分LifeHacking:登録不要ですぐ使えて、無料――最大400Mバイト〜5Gバイトの大容量ファイル転送サービス4選 - ITmedia Biz.ID

    登録不要ですぐ使えて、無料――最大400Mバイト~5Gバイトの大容量ファイル転送サービス4選:3分LifeHacking 高解像度な写真データや、音声ファイル、動画ファイルなど、最近のファイル容量は増加する一途。他人とのデータのやりとりもひと苦労だ。メールに添付しようにも、「エラーメールが戻ってきちゃった」。そんな時に便利なのはファイル転送サービス。登録不要ですぐ使えて、しかも大容量で、無料のサービスを4つ選んだ。 高解像度な写真データや、音声ファイル、動画ファイルなど、最近のファイル容量は増加する一途。他人とのデータのやりとりもひと苦労だ。物理的に近ければ、SDカードやUSBメモリなどで手渡しするのもやり方だが、遠く離れた人とやり取りするのは結構難しい。「メールに添付したんだけど、エラーメールが戻ってきちゃった」とか、よく聞く話だ。 そんな時に便利なのはファイル転送サービス。送信側は、サ

    3分LifeHacking:登録不要ですぐ使えて、無料――最大400Mバイト〜5Gバイトの大容量ファイル転送サービス4選 - ITmedia Biz.ID
  • InDesign 互換ファイルの効用 - 名もないテクノ手

    たまには(?)DTPっぽいことも書いてみるよ。 InDesign互換ファイル(.inx)は、とかくバージョン間の互換を指すように使われる傾向があるけれど、まあ、完全互換ではないし「バージョン間でのやりとりができる」のはむしろ副作用と考えている。 じゃあ、お前はどんなときに使うのか? と訊かれるなら「環境互換」と答えよう。InDesignドキュメントは、保存履歴やら環境やらを大事に持っている。別名保存してもなくなったりしない。 今日の仕事のデータは、そんなバージョンアップに伴う更新やらいくつかの事務所を経たようなドキュメントだった。 落ちる、落ちる。ちょっとスクロールすると落ちる。オブジェクトをコピーすると落ちる。画像を移動しただけでカーソルぐるぐるだ。しょっちゅうHDDにアクセスしてる。強制終了だ、返事なしだ。 再起動しても直らない。InDesign起動時にCtrl+Command+Opt

    works014
    works014 2008/03/27
    「ドキュメントのオブジェクトの情報以外をすべて吹き飛ばす荒技。ただし、少し組版が変わるかもしれない。諸刃の刃。」
  • 【インフォシーク】Infoseek : 楽天が運営するポータルサイト

    日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。

    works014
    works014 2008/03/27
  • 図版は必ず左ページ? - 記憶の彼方へ

    府川充男著『組版原論』(asin:4872332725)の「タイポグラフィへの視線」(9–62頁)は豊富な図版資料を基にして「文字」をめぐる歴史、風俗、文化、文明を縦横に駆け巡る非常に中身の濃いもので、いずれここでも取り上げたい話題が満載だが、ひとつだけ特に引っかかったことがあったので記しておきたい。それは組版における図版の配置に関わることである。府川氏はこう書いている。 洋書では図版は見開きの左ページに来ます。文章はその対抗で右ページに来るのが定型です。(51頁) へー、そう言われれば、そんな気がするけど、どうかな?と思って、手当り次第に洋書を捲ってみたが、必ずしもそうではなかった。もちろん、あくまで「定型」と言われているし、一口に「図版」といってもサイズも種類もまちまちなので、一概には言えないと思うのだが、念のため手元にある『シカゴ・マニュアル』(The Chicago Manual

    図版は必ず左ページ? - 記憶の彼方へ
  • 『組版原論』の組版データ - 記憶の彼方へ

    府川充男著『組版原論』(太田出版、1996年)は内容もさることながら、その自体に注ぎ込まれた当時の組版知識・技術の最高峰、最先端が知れるという面でも大変興味深い。組版を論ずるである以上、その自体の組版の質も当然問われる。そのことに無自覚に組まれたも少なくないようだが、『組版原論』は「ここまでやるか!」と思わず感嘆の声を漏らしそうになるほどの自己批評精神と実験精神に貫かれた稀有なであると強く感じる。 その一端を奥付の上に記載された「組版データ」に窺うことができる。 「組版データ」の一部 これを写しながら、見やすく整理しているだけで、色々と勉強になる。 DTP進行部分 オペーレーション・ソフト 漢字 Talk 7.5.1 アプリケーション・ソフト QuarkXpress 3.3 文(「BIBLOS外字逍遥」以外)使用書体 海舟明朝(ビー・ユー・ジー) <拗促音小字・丸括弧類等一部記

    『組版原論』の組版データ - 記憶の彼方へ
  • 印刷史とタイポグラフィの勉強 - 記憶の彼方へ

    府川充男著『印刷史/タイポグラフィの視軸』(asin:4916043820)を読みながらメモした基語彙集。 用語 意味 備考 版心 袋とじの中央部 - 魚尾[ぎょび] 版心に摺られた黒いベタ - 中[ちゅうほん] 天地約19センチ、左右約13センチ 一番ポピュラー 半紙 天地約24センチ、左右約17センチ 二番目にポピュラー、中より一廻り大きい 小(袖珍[しゅうちんほん]) 中より小さい - 大[おおほん](美濃) 天地約27センチ、左右約19センチ 美濃紙を二つ折りにしたもの、半紙より大きい 横[よこほん] 横長の - 題簽[だいせん](題牋) 表紙に貼るの題名の入った紙片 - 絵題簽 絵も摺り込まれた大きな題簽 - 見返し 表紙を開けた右側。 署名や書肆名が摺られている 外袋 表紙の外に巻く袋。 残らないことが多い 版面[はんづら] 文の面 - 匡廓[きょう

    印刷史とタイポグラフィの勉強 - 記憶の彼方へ