2010年05月28日 | 縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題 (4) - CS5で修正 以前の記事、「縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題 (3) - 注意事項」で、縦書き文字に透明とオーバープリントが同時に設定されると、以下の問題が発生することを説明していました。 (1) Acrobat 9で文字が欠ける。 (2) Trueflowでの出力は正常。 (3) InDesign CS4 / Illustrator CS4に貼り込むと文字が欠けたものとして「固定化」され、どのデバイスに出しても文字が欠けてしまう。 InDesign CS5 / Illustrator CS5では、上記(3)の問題が修正されています。 この問題、CS3以前でもOK、CS5でもOKなのに、CS4のみがNGなので、注意が必要です。 [第14版] [透明効果] [Acrobat] [Illustrator] [
昨年末のエントリ「Illustrator CS4における括弧類の謎の挙動」の続き。その後わかったことを含めてまとめ直しておく。問題を引き起こすのは「OpenTypeフィーチャで表現されている半角字形」のようだ。これが最初の段落のn文字目に存在した場合、以降の段落のn文字目にある全角の括弧類・句読点類・中点類の前または後ろに余分なアキが入る(下図)。 下図は「n文字目」の約物だけに影響が出ることを示したもの。 詳しく調べると、問題を引き起こすのは半角字形だけではなく、四分字形や三分字形の場合は終わり括弧類だけに影響が出る(下図)とかってこともあるようなのだが、今のところ、これ以上深追いするつもりはない。
休みをはさんだら忘れてしまうかもしれないので、不明な部分が多いまま、とりあえずメモ。Illustrator CS4で、次のようなテキストを入力する。 あああ(あ い「い いい「い いいい「い 文字組みは「行末約物半角」。で、選択部分(下図)の丸括弧を字形パネルのメニューから等幅半角字形に変更する。 下図は、変更後。変更とはまったく無関係であるはずの最後の行の鍵括弧(赤)の位置がズレている。 今のところ把握しているのは、Illustrator CS4で一連のテキスト中の「最初の段落のn文字目の括弧類」を特定のグリフに置換すると、それ以外の段落の「n文字目の括弧類」の位置がズレる(不吉な半角アキが入る)ことがある、というもの。関連があるかもしれないエントリは「Illustrator CS4で「括弧内Q下げ」がズレる」。
段落設定を細かくしない限り&その状況に陥らない限りはなかなか見つかりにくい、しかし思いっきり単純に起こせるバグを見つけました。 ……見つけたくなかったなあ。 ということで、Illustrator CS4の禁則処理には思いっきりバグがあります。しかも起こすと元に戻せなくなるという。ちなみに2台くらいで確認したのでたぶん再現性はあるはず。 今回の材料はこんな文字列を使います。 ぐううう………………うぁっ! なんてこ‥‥‥‥‥‥っとを! 三点リーダーと二点リーダーの混じる文章はありえないけれども、まあ例題なので。ちなみにダーシは都合により使いません。 先立って文字パネル・段落パネル等である程度は設定した状態にしておきつつ、テキストボックスをピッタリに作ってこんな風に流します。 禁則処理はデフォルトで用意されている「強い禁則」のままなので、「…」「‥」ともに分離禁止になっています。 次に禁則処理を
大手ニュースサイトに取り上げられてるのでご存じの方が多いはずですが念のため。 Illustrator CS4/3に脆弱性、1月8日までにアップデート公開へ(Internet Watch) この脆弱性は、Illustrator CS4/3で細工の施された「.eps」ファイルを開くことにより、任意のコードが実行される恐れがあるというもの。Adobeはユーザーに対して、アップデートで脆弱性が修正されるまでは、信頼できない入手先から得た「.eps」ファイルを開かないよう呼びかけている。 どうやってと、いうのがあるんですが。 で、あとこれについてはセキュリティアドバイザリの原文を読む限り、CS2以下でも起きるのかどうかわからんという。「Adobe Illustrator CS3 (13.0.3 and earlier) 」という点を踏まえると、CS2以下も含むと考えたほうがいいのかなあ、と。直接記載
たとえばIllustrator CS4でCID+14281を入力し、その後フォントを変更したとき。下図、左がフォント変更前、右が変更後。フォントの違いによって、同じグリフが4種類もの異なる化け方をしている。 このような文字化けは、「親字の符号位置と異体字(aalt)番号」によってグリフを指定する仕組みに起因するもので、InDesignでは2.0の時代に見られたものである。 cmapテーブル、aaltテーブル、またはレパートリが異なるフォント間で化ける可能性があり、どのグリフが化けるのかをトータルに把握するのは難しい。たとえば上の図のいちばん下の例では、cmapもaaltも同系統であるモリサワのPr6とProの間で、レパートリの違いによって化けている。 化けるのは漢字とは限らず、aaltで表現されている記号類は、かなりの確率で化ける。下図は、適当に拾ったごく一部の例。 CS以降のInDesi
Illustrator CS4で「括弧と括弧内Q下げ」をすると、始め括弧の前に不吉な半角アキが入る。下図1行目は「あ(い)」という文字列を100ptで入力したもの。2行目はその括弧以下を99.9ptに変更したもの。 この現象は「文字組み」機能を利用している場合に見られる。上図の例では括弧のサイズを下げたが、サイズを上げた場合でも(要するに前の文字とサイズが異なれば)半角アキが入る。始め括弧類以外については、同様の条件で中黒の前に余計な四分アキが入る。 Illustrator CS3では、この現象は発生しないようだ。言い換えるなら、CS3で作成したファイルをCS4で開くと、文字の位置がズレることとなる。「括弧と括弧内Q下げ」は頻用する手法なので、すでに報告されているバグだろうと思うが、メモしておく。
Illustrator CS4にアップグレードした人は気をつけましょうというお話。 というか条件が複雑だけれども、データ更新時にはこれ気をつけないとえらいことになるわあ。死ぬ。 参考1:[ ReadMe ] 新しいテキストエンジン(Adobe TechNote) 参考2: Illustrator 10 で作成した文字の更新(Illustrator CS4 オンラインヘルプ) まずは以下の条件に沿ったファイルとマシンを用意しましょう。 a. Illustrator 10以下の形式で保存され、和文フォントが使用されたai/epsファイル b. Illustrator CS3の入っているマシン c. そのマシンにIllusutator CS4をインストールした状態のもの (製品だろうが体験版だろうがCreative Suiteだろうがたぶんどれも一緒) まずはa.について。今回はこんな感じで作っ
Illustrator CS4でのトンボ作成にてご紹介したようにIllustrator CS4で折りトンボなどを作る場合、[効果]→[トリムマーク]を実行した後に、[オブジェクト]→[アピアランスを分割]を実行することでオブジェクトとして扱うことができるようになるわけですが、同時に、ほかの効果も分割されてしまいます。 これはどうかしら、と思っていたところ、ちょっと思いつきでIllustrator CS3のプラグインフォルダ内「Illustrator フィルタ」の中の「トリムマークの作成.aip」を、Illustrator CS4のプラグインフォルダ内「Illustrator フィルタ」に入れてみたんです。 すると、[オブジェクト]メニューに[フィルタ]という項目が現れ、[トリムマーク]フィルタが使えるようになりました。 ライセンス的に限りなくあやしいですし、また、このような使い方をされて何
Illustrator CS4の[文字]パレットの[文字間のカーニングを設定]に「和文等幅」が加わっています。 Ilustrator CS4 ちょっと気になる下位互換の仕様 - ぴーぷーぶろぐ - Yahoo!ブログ Illustrator CS4のカーニング機能には、InDesignではおなじみの「和文等幅」が加わりました。これは和欧混合分で和文に対しては等幅で、欧文に対してはメトリクスカーニングで詰めるというもので、いちいち欧文だけをカーニングする必要がない非常に便利な機能なのですが、CS4でこの和文等幅で作成したテキストのあるドキュメントを、CS3互換のai形式で保存し、CS3で開き、テキスト更新をするとカーニングが「自動」に"自動的に"変わってしまう、という。。。。と、文字組みがきゅっと詰まったりして、変わります。
Illustrator CS4では[フィルタ]メニューがなくなってしまい、そこにあった[トリムマーク]を実行できなくなってしまいました。 Illustrator CS4でトンボを作成するには、対象となるオブジェクト(仕上がりサイズ)を選択してから[効果]メニューの[トリムマーク]をクリックします。 前バージョンとの相違点は次の通り: [オブジェクト]メニューの[トリムエリア]は撤廃 [フィルタ]メニューの[クリエイト]→[トリムマーク]は([フィルタ]メニューごと)撤廃 [効果]メニューに[トリムマーク]が追加 次のように言い換えることができます。 トンボを作成する機能は[効果]メニューの[トリムマーク]だけになった トンボの対象となるとオブジェクトの大きさを変更すると、トリムマーク(の大きさ)にも反映される トリムマークを作成後、トリムマークは編集できない(編集方法は後述) なお、これま
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