三省堂の新刊・近刊のご案内に、やっと、『新しい常用漢字と人名用漢字』が顔を出した。どうしても校正したい漢字がアチコチあったため、結局、出版が予定より2週間ほど遅れてしまった。でも、もう一息で店頭に並ぶので、辛抱強く待ってほしい。 asin:4385365237:detail
三省堂の新刊・近刊のご案内に、やっと、『新しい常用漢字と人名用漢字』が顔を出した。どうしても校正したい漢字がアチコチあったため、結局、出版が予定より2週間ほど遅れてしまった。でも、もう一息で店頭に並ぶので、辛抱強く待ってほしい。 asin:4385365237:detail
『Alphabetum Romanum 』購入した当人が余りよく解っておりません。 詳細は以下の引用をご覧ください。 書名:Alphabetum Romanum 「ローマのアルファベット」限定復刻版 著者:Felice Feliciano/Giovanni Mardersteig(ed.) 出版元:Editiones Officinae Bodoni 詳細:背革装 天金 限定400部(No.352) 手彩色図版25葉 函少イタミ 表紙少シミ 普通 23×15.5cm 英・伊文 刊行年:1960 15世紀イタリアの詩人、カリグラファー(書法家)、印刷家フェリーチェ・フェリシアーノ(1433-1479)によるアルファベット書体研究書「ローマのアルファベット」復刻版。原本は、古代ローマの碑文を元に円と正方形を使って均整の取れた書体をデザインする方法を著した、現在バチカン図書館に収蔵されている貴重
「DTPの勉強会第3回」に参加してまいりました。 今回は内容が内容だけに少々難解でした。自分で言うのもなんですが普段文字コード変換やDTP関連の開発をやっている私が少々難解と感じたということは、おそらくというかなんというか「そうとう濃い」内容だったのは間違い無いです。今後フォローアップ資料をじっくり咀嚼していけたらなあというのが現在の面持ち。 アプリ開発を生業としているものとして、一番興味深かったのは狩野宏樹さん(株式会社イワタ・TwitterID:kan0u)の「フォントのしくみ」というセッション。フォントフォーマットをごりごりと解説してくれるという素晴らしい内容で、とても興味深く拝聴させていただきました。やばい、自分の納得できるフォント情報表示アプリ作りたくなってくるw 元々私はオペレータから開発者に移行していった人間で、文字コードって言葉も社会人になって初めて意識したと言っていいでし
カミュの手帖 1935‐1959 紙媒体だろうが、電子媒体だろうが、そもそも「本」という単位にたいする執着は弱かったのだが、ここ数年でそれもすっかり壊れたと感じていたのに、ごく稀に中身は別にして惚れ惚れするような作りの本に出会うことがあって、それはそれで愉快だ。最近は戦時下の日記を中心に、古今東西の日記や紀行を読み漁っているのだが、そんななかで、昔断片的に読んだはずのカミュの手帖の全訳版を手にして、昔の恋人に再会したようにドキドキしたから、笑っちゃう。カミュ(Albert Camus, 1913–1960)の生真面目な性格が手に取るように分かる中身だが、彼が師と仰いだグルニエが頻出する。『孤島』を読みたくなる。ニーチェとドストエフスキーも頻出する。読みたくはならない。カミュは1960年、友人のミシェル・ガリマール(ガストン・ガリマールの甥)が運転する車でルールマランからパリに向かう途中、ヨ
昨年6月に書いた記事に補足したい。 東京日日新聞の本文にサイズの異なる二つの楷書活字が用いられていることは先に書いた。 仮に一方を本文大、他方を本文小とすると、本文大は弘道軒清朝、本文小は築地活版の楷書活字である。 ところが、片塩論文では104ページで、これを「俗説」として切り捨てるような物言いをしている。 おそらく片塩氏は東京日日新聞の紙面を実際にご覧になったことがないのであろう。 一例として、明治21年5月9日付の紙面を見てみよう(小宮山博史氏提供のコピーによる)。 一面は三段組みで、二段目と三段目は清朝五号のベタ組み24字詰めである。一段目にはまず広告があり、二号の明朝と五号の清朝が混植されている。その左は官報で、本文小が使われている。 ベタ組みで30字詰め、天は少し空いている。片塩論文によれば、清朝五号は実測値で4.63mmであるから、一段24字詰めの行長は、4.63×24=111
2.本のしょうかい 発売直後から話題沸騰!みかん生産者も大絶賛! みかんの皮に掲載図の通りに切れ目を入れてむくと、動物の形になる前代未聞の工作えほん。 かっこいいみかん作品にチャレンジする楽しみと共に、主人公「むきおくん」が、みかんの皮をむきながら繰り広げるシュールな物語が笑いをさそいます。 あたらしいみかんのむきかた 2(全21種) ★新刊★ 1話 むきおのこくさいこうりゅう うさぎ/えび/かに/いせえび/さけ/きんぎょ/スター 2話 むきおのおとしだま たこ/ぞう/ペリカン/ティラノサウルス/ステゴサウルス/イルカ/すずめ 3話 むきおのはつゆめ りす/トキ/しか/きつね/かわうそ/かわせみ/カマキリ あたらしいみかんのむきかた(全25種) 1話 むきおのおおみそか うさぎ/ねずみ/うし/とら/りゅう/へび/うま/ひつじ/さる/おながどり/いぬ/いのしし 2話 むきおのおしょうがつ い
文字符号の歴史−欧米と日本編− (ISBN4-320-12102-3) 安岡孝一・安岡素子 著 B5変,288頁,6000円 ●内容 文字符号―あるいは文字コードといったほうが通りがいいかもしれない―を論じた書籍やWWWページを見ていると、どうも気になることがある。文字符号の現在の姿しか知らず、それがどのように発展してきたかを理解していない論者が、まま見られることである。とくに、文字符号の批評あるいは批判ともなれば、その文字符号の成立過程やそれ以前の文字符号との関係が重要な論拠となるはずであり、当時の文献の参照は必須のはずである。が、それが満足になされていない。その結果、現在の文字符号の姿をそのまま過去にあてはめてしまうという、トンでもない暴論がまかり通ってしまうのである。 そのような過去の文字符号のありさまに立脚しない暴論が、この世から少しでも減ることをねがって、私たち夫婦は
手作り住所印のお店「寧洛菴」・篆ゴム印(てんごむいん)の「和玄堂」店長:中谷和玄が書いたエッセイです。 書画の話や奈良・京都の情報をつづります。文字の書き方講座もあるよ。 2010年12月2日、 財前謙氏著の『字体のはなし――超「漢字論」――』が明治書院から刊行されました。 ↑ 『字体のはなし―「超漢字論」―』(明治書院) 2009年9月から明治書院のホームページ上で 連載されていた「字体のはなし」(全6回)が、 この度書籍化されたということになります。 書籍化に際し、 大幅な加筆補綴が施されていますので、 連載を読まれていなかった方はもちろん、すでに読まれていた方にとっても、 新たな発見があり新鮮な気持ちで読めると思いますよ。 漢字の字体について縦横無尽に記されています。 2009年5月に上梓された『手書きのための漢字字典』(明治書院)、 2010年11月上梓の『新常用漢字196 ホント
2011-01-20 當山日出夫 ひさしぶりに書く。 雑誌『国文学 解釈と鑑賞』の2011年1月号が、「特集:いま、漢字は」となっている。漢字の特集である。もちろん、今般の改定常用漢字表の件をふまえたものとなっている。 このうち、改定常用漢字表にかかわるところだけ紹介すると、「常用漢字表をめぐって」として、 常用漢字表の見直しとその意義/林史典 常用漢字表のみなおしは必要だったか/野村雅昭 改定常用漢字表と国語教育/甲斐睦朗 国語事典の困惑−常用漢字表をとりあげる−/神永暁 近代日本語史と常用漢字−近世以降の漢字と漢字観−/岡田袈裟男 このほかに、「日本語社会と漢字・漢語」、「漢字・漢語の諸相」などの特集コーナーがある。改定常用漢字表のみならず、漢字に興味関心のある人にとっては、必読の一冊であろう。 當山日出夫(とうやまひでお)
『新しい常用漢字と人名用漢字』(三省堂、平成23年3月発行予定)のe-hon予約が無事、開始された。ちなみにこの本、第2章「人名用漢字の新字旧字」と第3章「人名用漢字以外を子供の名づけに使うには」は、三省堂ワードワイズウェブでの連載を全面的に加筆修正したものだが、第1章「常用漢字と人名用漢字の歴史」は完全に書き下ろしだ。ちなみに、第1章の各節の見出しは、こんな感じ。 兵器名称用制限漢字表 標準名づけ読本 標準漢字表 標準漢字表の再検討 氏名等を平易にする法律試案 当用漢字表 戸籍法の全面改正 当用漢字字体表 子供の名づけに対する漢字制限は憲法違反か 衆議院の戸籍法第50条改正案 人名用漢字別表 人名用漢字への改名騒動 琉球政府の人名用漢字表と当用漢字表 悠ちゃん命名事件 人名用漢字追加表 常用漢字表 人名用漢字の平成2年改正 琉ちゃん命名事件 表外漢字字体表 ジカダンパン!責任者出てこい!
和文と違って欧文の場合は単語と単語の間の空間、ワードスペースがあるため、組版の仕方によっては、白みが縦方向につながる場合がある。それまで横方向に流れていた視線が突然縦に流れ落ちる。欧文の組版の基礎的マナーとしてはそれはできるだけ回避すべき「悪い現象」とされる。面白い。 ・・・ワードスペースの白みが数行にわたって縦に入り、つながって見えることがあります。これが、トカゲが歩いた跡や川のように見えることから、リザード (lizard)、リバー (river) といいます。組版上の悪い現象で、箱組の時に特に多く見られます。また、行頭、行末に同じ単語、あるいは同じぐらいの長さの単語が続くと、やはり縦に白い線が走ることがあります。これを、ストリート (street) といいます。 高岡昌生『欧文組版』美術出版社、2010年、94頁 また段落の最終行、ページの最上段や最下段に1単語あるいは数単語が取り残
JUNKUトークセッション 映像とタイポグラフィの周辺 『市川崑のタイポグラフィ』刊行を記念して 2010年12月9日 東京・ジュンク堂書店池袋本店 対談:小谷充 鈴木一誌 司会:前田年昭 それでは小谷さんの新刊『市川崑のタイポグラフィ』刊行記念トークセッションを始めます。ざっくばらんに対談という形で進めたいと思います。小谷さんには無理をお願いして,授業を休んできていただきましたが,私も小谷さんとお会いしたのは今日が初めてです。鈴木さんは映画にもお詳しいので,今回ぜひお二人で対談をと考えました。今日の対談が実現したのは,本を読んだ方々とのツイッター上での「ぜひ小谷さんの話をききたいね」というやりとりがきっかけです。 まずは題材となっている『犬神家の一族』を見たいと思います。「動く文字」ということで,鈴木さんに編集していただいた映像を十数分見ます。 『犬神家の一族』1976年版〈タ
『文字の骨組み』 発売されてから間もなくの頃にこの本を買ったものの、当時は字体の本に興味を持てなくて積ん読にしておいた。最近たまたま本棚に目を移した時に気がついて読んでみた。 もっと早く読むべき本だった。この本の特徴は字体と書体どちらにも興味を向け、ページを割いていることである。大抵の本は字体と書体、どちらか一方しか扱っていない。字体の本を書くのは漢字が好きな人で、漢字好きは意外と書体に興味が向かないようだ。興味があるとしても書体ごとの字体の差異に視点が向かうらしい。 対照的に書体の本を出す人は印刷に興味がある人やデザイナー・編集者などで、漢字にあまり興味を示さないのか字体の話を取り扱わないことが多い。 だから字体の変化と書体の変化の関係について述べている本があまり見あたらないのだが、この本は両者の関係について丁寧に調べて書かれており大いに勉強になった。 『市川崑のタイポグラフィ』 「犬神
タイポグラフィ学会誌04号 発売開始 タイポグラフィ学会より『タイポグラフィ学会誌 04』号が刊行されました。 タイポグラフィ学会は、タイポグラフィという技芸に学問的な基盤を与え、その成果を実技・実践に生かし、有効で豊かな展開を通して社会に貢献することを目的に、2005年8月に設立されました。『タイポグラフィ学会誌』は2007年に創刊、今回が04号となります。 『タイポグラフィ学会誌 04』号には、査読済みの論文が2点と、研究ノートが掲載されています。これらの研究成果が、日本国内のみならず、各国の研究者によって広く参照されて、タイポグラフィ研究の発展に寄与することを希望します。また、これらの研究成果が、日本国内のみならず、各国の研究者によって広く参照されて、タイポグラフィ研究の発展に寄与することを希望するとともに、『タイポグラフィ学会誌』が今後さらに、タイポグラフィ研究における特色ある媒体
『タイポグラフィの基礎』に以下の誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。(最終更新2010-10-07) p.164 欄外註① 4行目 誤[p. 174 コラム1] 正[p. 168 コラム1] p.169 2段目 最終行 誤 註・5 正 註・6 p.169 欄外註⑤ 註番号 誤 5 正 6 p.170 1段目 9行目 誤 註・6 正 註・7 p.170 2段目 最終行 誤[p. 174 コラム2] 正[p. 168 コラム2] p.170 欄外註⑥ 註番号 誤 6 正 7 p.171 2段目 4行目 誤 註・7 正 註・8 p.171 欄外註⑦ 註番号 誤 7 正 8
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く