今回、値引きする書籍は、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」「クラウド化する世界」などのベストセラーを含む。ただし、いずれも発刊から一定期間が経過している旧刊書。「ざわちんメイクまとめ。特装版」などのムックもラインナップされている。 アマゾンが突然、出版界に弓を引いたように見えるかもしれないが、出版社と話し合いをして、周到に準備を進めてきたものだ。 ややこしい話だが、公正取引委員会は、出版社が書籍・雑誌などの再販売価格を拘束することを認めている。そのため、まずは出版社が対象の書籍を自由価格で販売できる書籍に指定。これによって、アマゾンが自由に値引きできるようになる、という立て付けだ。アマゾンは取次である日販にもこの取り組みを説明し、通常の商流を維持する。つまり、出版社とアマゾンが「直取引」を行うわけではない。この値引きの原資(コスト負担)は、出版社とア
10月5日、サンクチュアリ出版が発売するDVD付きの単行本『やる気のスイッチ 実践セミナー』を日販の関連取次会社・MPDのプライベート商品としてTSUTAYAの全800店舗で来年3月末まで独占販売する。それ以降の扱いは未定。同商品の製作費をMPDと折半して取次会社で初めてPB商品を作った。TSUTAYAには販売目標を定め、5~10%の報奨を支払う。初版2万部、本体1900円。 また、明日香出版社はビジネス書の既刊本10点を選書してTSUTAYA11店舗で「既刊書のインセンティブ販売」を実験中。明日香出版社からの書店への報奨金は最大20%。10月以降は店舗を拡大して本格的に展開する。主婦の友社と学習研究社も検討中という。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く