サンフランシスコ連銀が、「Life-Cycle Shocks and Income」という小論を3/14付けで出している(Economists View、Mostly Economics経由)。 そこでは失職、障害、離婚という3つの人生における一大事に対するケーススタディを行い、そのイベント前後で本人や家族の収入がどのように変化したか、を分析している。 失職 失職前に既に収入の減少傾向が見られるが、これは、当事者の職場における立場が段々と悪化していることを反映していると思われる。 失職2年後の収入は平均して9,800ドル低下する。 ただし、その低下は、短期的には、政府からの移転所得(概ね失業保険)で平均840ドルだけ埋め合わされる。 収入低下の埋め合わせとしてより重要なのは、家族の他のメンバーの収入が増加するという労働追加効果(additional worker effect)で、それは短