ちょっと驚いた。16日の中日-日本ハム戦(バンテリンドーム)。トリックプレーを成功させた日本ハム・万波中正外野手が平然と話した。「(失敗しても)ベンチのせいだと思っていきました」-。 【写真】トリックプレーで生還の日本ハム・万波はしてやったりの表情「失敗してもベンチのせいwww」 「ベンチのせい」という言葉はこれまで取材現場で何度も聞いたことがある。決まって首脳陣側から出る言葉であり、選手の口から出てくるのはあまり聞いたことがなかった。あるとすれば首脳陣批判的なもので、そんなチームは決まって崩壊寸前だったからだ。 “フォースボーク”と呼ばれるそのトリックプレー。一塁走者が牽制を誘い、三塁走者が本塁に突入する戦術だ。 16日は同点の四回2死一、三塁で一走・上川畑が飛び出しかけてストップ。左腕・小笠原は正面にそのシーンを見る。けん制を投げたのだが、その動作に入った瞬間に、背後に位置した三走・万