広島県尾道市が市内の妊婦に配布していた文書が、「家事や育児に加え、夫のケアまで女性に押し付けるような内容だ」として批判を集め、配布が中止されました。「妊娠や出産に伴う女性の負担を理解していない文書に愕然としました」と話すのは、『わっしょい!妊婦』の著者である作家の小野美由紀さんです。「男性が妊娠や出産について知る機会が必要」と呼びかけています。 広島県尾道市は、子育て中の父親100人にアンケートをした結果として、「妻にしてもらってうれしかったことーー1位 家事、2位 育児、3位 マッサージ」などの回答を掲載した文書を、市内の妊婦に配布していました。 市は妊婦の夫向けに同様の文書も配布していましたが、Twitter上に投稿された妊婦向けの文書の内容に批判が集まり、平谷祐宏市長が謝罪。市は文書の配布を中止しました。 平谷市長は2023年7月25日、「妊婦さんや産婦さんなど、子育てに関わる方々の