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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (26)

  • 「生存率の上昇」と「死亡率の低下」は違います - NATROMの日記

    ■医師国家試験を解いてみよう。「がん検診の有効性を示す根拠はどれ?にて、『Wikipediaの「がん検診」にはbが正解であると書いてあるが…』とのブックマークコメントをenvsさんからいただきました。こうして疑問点について教えていただけることをたいへんにありがたく思います。 がん検診の有効性を示す根拠は、「b.検診で発見されたそのがんの患者の生存率の上昇」ではなく、「c.集団全体におけるそのがんの死亡率の低下」です。■がん検診 - Wikipediaには、 がん検診の有効性は、そのがん検診受診者の当該がんによる死亡率が、非受診者のそれよりも低下するかどうかで評価される。 とあります。当該がんによる死亡率の低下という部分がキモです。「死亡率が低下するってことはすなわち、生存率の上昇だ」とお考えの方もいるかもしれません。この辺りは初見殺しでして、「医師でもけっこう間違えている」理由として、"死

    「生存率の上昇」と「死亡率の低下」は違います - NATROMの日記
    ww_zero
    ww_zero 2018/10/19
    検診を受ける人の中には、そもそも癌にかからないまま亡くなる人もいる、ということを押さえておく必要があるんだよね
  • 甲状腺がん検診は医療過誤なのか? - NATROMのブログ

    「容疑者@白石隆浩 ♀は俺 ♂の嫁♪」さん( https://twitter.com/SOSFukushima/status/943969668510781440 )からのご質問にお答えします。 甲状腺の検査は医療行為である。(YES/NO) Yes。医療行為です。 ある医療行為には「大きなデメリットがあり、かつ、メリットはほとんどない」ということが標準的知見として得られている状態において、当該の医療行為を行ったならば、その行為は医療過誤である。(YES/NO) ほぼYes。医療過誤です。例外については後述。 (無症状者に対する)甲状腺検査は「大きなデメリットがあり、かつ、メリットはほとんどない」ということは、標準的知見として得られている。(YES/NO) ほぼYes。より適切に言えば、標準的知見となりつつある、です。専門家と一般の臨床医の間でギャップが生じることはしばしばあります。詳しく

    甲状腺がん検診は医療過誤なのか? - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2017/12/22
    『エビデンスが意思決定をするのではない。人々がするのだ』っていう話は、「トンデモ・ニセ科学批判において難しい部分は科学的な正しさでは無くその先にある」という話にも通じる点と言える
  • がん検診の「見落とし」を数えるのは難しい - NATROMのブログ

    青森県のがん検診で患者の4割が見落し? 青森県における胃がん検診と大腸がん検診で患者の4割が見落とされていた可能性があるとNHKが報じた。 ■胃がん・大腸がん 検診で“4割見落とされた可能性” 青森県 | NHKニュース がんによる死亡率が12年連続で全国最悪の青森県は、がんの早期発見につなげようと胃がん、大腸がん、子宮頸がん、肺がん、乳がんの5つのがんについて、平成23年度に自治体によるがん検診を受けた県内10の町と村の住民延べ2万5000人を対象にその後の経過を調べました。 検診を受けて異常なしと判定されたのに1年以内にがんと診断された人を見落としの可能性があると定義し、その割合を調べたところ、検診の段階でがんを見落とされた可能性がある人はバリウムによるX線検査を行った胃がんで40%、便に含まれる血を調べる「便潜血検査」を行った大腸がんで42.9%、子宮の入り口の細胞を調べた子宮頸がん

    がん検診の「見落とし」を数えるのは難しい - NATROMのブログ
  • 検診で発見されたがんの予後が良くても、がん検診が有効だとは言えないのはなぜか? - NATROMのブログ

    「わかる」って、たーのしー!よね 私たちは、地球が球形をしていて太陽の周りを回っていることを幼いうちから教えられている。けれども、地球が丸くて動いているなんて、よくよく考えると直観に反している仮説である。普通に考えれば地面は平らで動いていない。動いているのは太陽のほうだろう。人類で最初に地球が丸いと理解することは、さぞエキサイティングであっただろう。 別に人類で最初でなくったって、直観に反することが事実だわかる過程は素晴らしい体験である。私は大学生のころ、イギリスの進化生物学者であるドーキンスが書いた『利己的な遺伝子』(当時は『生物=生存機械論』)というを読んで、動物の行動は「種の保存」のためのものであるという「常識」が間違っていることを思い知らされた*1。貴重な体験であるが、どういう感情なのか説明するのが難しい。ゲームをプレイしたことのない方にはまったく伝わらないたとえで申し訳ないが、

    検診で発見されたがんの予後が良くても、がん検診が有効だとは言えないのはなぜか? - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2017/03/07
    比較するなら集団の性質をちゃんと考えて条件を揃えないといけないという話でもある
  • Cunliffeさんに質問です。論敵を「殺す」のは構わないのですか? - NATROMのブログ

    死村さんという方の『もしも「合理的」で「科学的」な優生思想が見いだされたら、菊池誠や佐々木俊尚や糸井重里のような思想の者は、「合理的で科学的だから」と人を殺すのをよしとする訳です』というツイートが注目されています(■はてなブックマーク - 死村さんのツイート)。 すでにブックマークコメントにありますが、合理性や科学性は倫理よりも下位にあたるものですから、死村さんのツイートは的外れです。たとえば菊池誠さんは血液型性格診断を批判していますが、その科学性とは別に倫理的な側面についても言及しています。仮に血液型性格診断が科学的に正しいとしても、企業が労働者を採用するにあたって血液型を利用するのは差別にあたる、というわけです。企業にとって科学的で合理的であってもです。 死村さんの前後のツイートも読んでみました。強いて擁護すれば、ニセ科学に批判的な論者の一部には、倫理よりも科学性や合理性を上位に置いて

    Cunliffeさんに質問です。論敵を「殺す」のは構わないのですか? - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2016/09/27
    この手の輩は気に入らない相手を殺していい口実が欲しくて仕方がないようにも見える
  • 過剰診断に関する疑問に答える - NATROMのブログ

    彫木・環(アベ政治を許さない)(CordwainersCat)さんという方が、「NATROMは救命やQOL向上といった側面は全部無視して、超音波検査の普及によって増えた分を全部過剰診断扱いしているのではないか」という趣旨のツイートをしました。実際のところは、これは誤解に過ぎません。その前後に過剰診断についての疑問もツイートしておられましたので、ここでお答えします。ツイートは、以下のリンク先のTogetterにまとめました。引用はすべて以下のリンク先からです。 ■過剰診断についての疑問 - Togetterまとめ 「過剰診断」ですが、少なくとも現代の医学知識では臨床的に過剰診断で無いとすると、事後に疫学的統計的に検証したとして「何がどうなれば、どの部分が過剰診断」なのでしょうか?誰もそれを定義せずに何となくで使ってませんか?発見数が死亡率低下分より大きければ過剰なんですか? 「少なくとも現代

    過剰診断に関する疑問に答える - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2015/07/17
    話が確率的でなく、未来が予見可能であるなら、少なくとも過剰手術は発生しないだろうと思う
  • 「過剰診断」とは何か - NATROMのブログ

    早期発見・早期治療が常に良いとは限らない 癌は早期発見・早期治療が大事だと言われているが、いつでもそうだとは限らない。他のあらゆる医療行為と同じく早期発見・早期治療にはメリットと同時にデメリットがあり、そのバランスを考える必要がある。早期発見・早期治療のデメリットの一つが、過剰診断である。ここでは、過剰診断とは「治療しなくても症状を起こしたり、死亡の原因になったりしない病気を診断すること」と定義する*1。癌を早期発見しようとすると、治療せず放置しても症状を起こしたり、死亡の原因になったりしない癌を診断してしまう恐れがある。 癌を放置しておいても自然に治癒することはなく、局所浸潤したり転移したりして治りにくくなると一般に思われているためか、癌の過剰診断について理解が得られにくいことがあるようだ。まず最初に、過剰診断の典型的な事例を考えることが理解の助けになるだろう。前立腺癌の死亡率と比較して

    「過剰診断」とは何か - NATROMのブログ
  • 近藤誠氏は対談を持ちかける前に論文を書くべきだ - NATROMのブログ

    産経ニュースに、近藤誠氏の子宮頸癌についての週刊誌記事、およびその記事に対する産婦人科医たちの反論についての記事が掲載された。 ■【日の議論】「病院は金のためなら平気で子宮を奪う」異端医師・近藤誠氏の週刊誌記事に「産科婦人科学会」怒り心頭(1/4ページ) - 産経ニュース 産経ニュースで言及された産婦人科医たちの反論はウェブ上でも読めるため、リンクしておく。 ■大阪大学医学部産婦人科 |患者様へのご案内 ■週刊誌がひどい|宋美玄オフィシャルブログ「〜オンナの健康ラボ〜」Powered by Ameba エントリーは、近藤誠氏の子宮頸癌に関する主張が誤っていることを理解している読者が対象である。詳細は上記リンク先を参照していただきたい。ご質問がある方はコメント欄で質問していただけたら回答する用意がある。 エントリーの趣旨は、間違った主張に対する対応策についてである。産経ニュースによれば

    近藤誠氏は対談を持ちかける前に論文を書くべきだ - NATROMのブログ
  • 執拗な発言者の存在のためコメントを承認制にします - NATROMのブログ

    1月19日よりコメントを承認制にします。書き込まれたコメントは私が承認後に公開されます。コメントを禁止にした人物より執拗にコメントされて管理が困難になったためです*1。粛々とコメントを不可視化していましたが、さすがに相手をしきれなくなりました。その人物は「365日24時間監視できますか?我々は可能です」などと書いており、放置していれば大量のコメントが投稿されることが予想されます。実際に日だけでも30件近くのコメントが投稿されました。 投稿の一部 大量の投稿は単に読み難いというだけではありません。はてな日記の仕様として、最近のコメントの一覧が表示される機能がありますが(左のサイドバーに表示されています)、大量の投稿があると古いコメントが流れてしまい、新しい投稿に気付けません。 コメントを承認制にするデメリット(これもけっこう大きいと思う)と、管理しきれないコメントがあふれるデメリットを勘案

    執拗な発言者の存在のためコメントを承認制にします - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2014/01/20
    このタグは無論、NATROM氏ではなく相手のことを指す。やれやれだ。
  • そんで、結局のところ、甲状腺癌の患者数は? - NATROMのブログ

    福島県の子供に対する甲状腺検査において、2次検査で細胞診を施行された76名のうち、真に甲状腺癌であるのは何人か。既に3人の診断が確定しているため、3人以上だ、とは言える*1。前回のエントリーでは、陽性反応的中割合と「100%引く偽陽性率」を取り違えて計算してはいけないとは述べたが、じゃあ結局のところ甲状腺癌は何人ぐらいなのか、という話はしなかった。 細胞診で悪性または悪性の疑いがあるとされた10人中、既に3人が甲状腺癌と診断されている。となると、残り7人も甲状腺癌である可能性はそれなりに高いと考えられる。一方で、手術という侵襲的治療を行うからには癌を強く疑う所見(たとえば腫瘤のサイズが大きい、細胞診の結果が「悪性の疑い」ではなく「悪性」である、など)もあったはずで、まだ手術がなされていない7人については先に手術された3人よりも甲状腺癌である可能性は低いとも考えられる。 感度90%(偽陰性率

    そんで、結局のところ、甲状腺癌の患者数は? - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2013/03/19
    偽陽性率・偽陰性率は表を縦に見た場合、陽性反応的中率・陰性反応的中率は表を横に見た場合、と覚えておけばいいのかな
  • 特異度と偽陽性率と陽性反応的中割合と - NATROMのブログ

    問題:疾患Aの有病割合は10万人に1人である。あなたは疾患Aに関して特にリスクが高いわけでも低いわけでもなく、平均的なリスクを有している。あなたが検診で疾患Aの検査を受けたところ、陽性であるという結果であった。この検査の感度は100%(偽陰性率0%)、特異度は99%(偽陽性率1%)である。あなたが真に疾患Aである確率は? 感度・特異度の話はややこしく、うっかりするとたやすく間違えてしまう。信頼できる書籍をアンチョコにするのがよい。以下、医学者は公害事件で何をしてきたのか(津田敏秀著)より表を引用する。 診断の正しさを評価するための2かけ2表 「感度は100%。特異度は99%」という高い精度の検査で陽性という結果が出た以上、真に疾患Aである確率は高そうに直感的には思われる。しかし、実際にはそれほどではない。有病割合がきわめて低いと、検査で陽性の結果が出た人の大半が偽陽性である。実際に2×2の

    特異度と偽陽性率と陽性反応的中割合と - NATROMのブログ
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    ww_zero 2013/03/15
    メモ。
  • 「タバコを吸うとガンになる可能性は3分の1以下になる!」。何が何だか分からないよ! - NATROMのブログ

    もう武田邦彦はお腹いっぱいだよと思っている人も多かろうとは思うけど、もうちょっとだけ。ナマモノだから早目に調理しないといけないネタ。武田邦彦先生は、喫煙が肺癌の原因であると主張する人たちの資料は曖昧で、事実をそのまま示しておらず、自分の都合のよいデータだけを選んで出していることがわかっちゃったんだそうだ。さすが武田先生!以下が、武田先生の「そのまま示された事実」です。■人の健康をダシに??政策に絡む研究のいかがわしさ(武田邦彦) - BLOGOS(ブロゴス)より引用した。 実は「タバコを吸っても吸わなくても肺がんは同じ」ということなのです。 意味わかんないでしょ?私も最初、意味がわからなかった。しかし、ちゃんと読んだら一応は「タバコを吸っても吸わなくても肺がんは同じ」と判断した理由が書いてあるのです。武田先生は円グラフの数字を「各疾患での死亡者中の喫煙者の割合」と考えたのです。武田先生の思

    「タバコを吸うとガンになる可能性は3分の1以下になる!」。何が何だか分からないよ! - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2012/03/22
    確かに愛を感じるね
  • 標準医療をしなかった医師が提訴された - NATROMのブログ

    2011年12月22日付の西日新聞朝刊に、医師に対して遺族が損害賠償を求め、提訴したという記事が載った。報道が正確だとすれば、訴えられた医師は代替医療を行っていた。 「がん有効治療せず」提訴 死亡女性遺族 医師に賠償求め 2011年12月22日付の西日新聞朝刊より。 訴状によると、女性は昨年4月、大学病院で初期の卵巣がんと診断され、手術と化学療法を勧められた。しかし、手術を受けず、知人に紹介された同市中央区の内科診療所(今年9月に廃院)に約1年間、月2回ほど通院。病状は改善せず、今春には呼吸困難になったため家族が別の病院に連れて行ったところ、肺へのがん転移が判明。6月に亡くなった。 診療所の医師は「がん患者は何人も診ているから安心していい」と説明。毎回6万〜8万円の受診料で、マッサージやはり治療を施し、体操を指導、がんに効くという水を販売した。一般的ながん検査や治療はしなかったという。

    標準医療をしなかった医師が提訴された - NATROMのブログ
  • 武田鉄矢氏がラジオでソマチットに言及した - NATROMのブログ

    11月14日ごろから急に「ソマチット」で検索してくるアクセスが増えた。ソマチットとは、赤血球よりも小さい謎の不死生命体のことである。詳しくは、■謎の微小生命体ソマチット(ソマチッド)を参照のこと。要するに、ちょっとアレな自称研究者が、自作のスーパー顕微鏡で見えた何かを、未知の生命体と勘違いしてしまったというところ。日でも紹介者はいるにはいるが、ホメオパシーなどと比べるとマイナーな部類であろう。 急にアクセスが増えた理由はすぐに判明した。タレントの武田鉄矢氏がラジオでソマチットについて言及したらしい。いまのところ(2011年11月17日)は、インターネットラジオで聞ける。たぶん週替わりだから、聞くなら今のうち。 ■BBQR 文化放送インターネットラジオ 11/14更新分の「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の、22分21秒ぐらいから。相方の女性は水谷加奈さん。水谷さんのあいづちが、当に感心して

    武田鉄矢氏がラジオでソマチットに言及した - NATROMのブログ
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    ww_zero 2011/11/17
    金八先生の方の武田氏。一瞬別の武田氏かと思ってびっくりした
  • なとろむ団/NATROM団とは何か? - NATROMのブログ

    このエントリーは真面目な内容です。ジョークを真顔で解説しているような恥ずかしさがあるので、過去のエントリーの一つとしてこっそり書いています。なとろむ団について誤解している人にそっとメールなどで教えることができるように、あるいは、「なとろむ団とはいったい何?」と検索してくる人のために、このエントリーを書きました。 「NATROM」あるいは「なとろむ」というのは、私のハンドルネームです。他の多くのハンドルネームと同じく、あまり意味はありません。他の人と識別しやすく、名を推測されないようなハンドルネームにしました。私は、10年以上前から、このハンドルネームを使っています。他の人とハンドルネームを共有したことはありません(2ちゃんねるなどの認証が不要な掲示板で、なりすましをされたことならあります)。 このブログの他のエントリーを読んでいただければわかるように、私はインチキ医療に対して批判を続けて

    なとろむ団/NATROM団とは何か? - NATROMのブログ
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    ww_zero 2011/10/25
    信ジナい、信じナイぞ、こレはなとろむ団の陰謀だ、みんナなとろむ団にだまサれてるんダ
  • 白血病についての大雑把な解説 - NATROMのブログ

    ■今回報道された急性白血病と福島原発作業の因果関係は?というエントリーについて、id:rnaさんから、『「事前の健康診断で白血球数の異常がなかったとしても、まったく不思議はありません」ここもうちょっと説明が欲しい。』とのコメントをいただきました。なので、たいへんに大雑把でありますが、白血病と血液検査(末梢血検査)について説明してみます。血液内科をご専門とする先生方は、以下の説明を読んでいろいろ思われることがおありでしょうが、なにぶんやっつけ仕事ですので、大目に見ていただければ幸いです。看過できない誤りがあればご指摘ください。 白血病の発症を示すシェーマ 血液の中に含まれる白血球は、骨髄の中で造血幹細胞が分裂増殖分化してできます。正常の状態がAです。 白血病細胞が生じて分裂増殖してしばらく時間が経ったのがBです。骨髄の中にわりとたくさん白血病細胞がいますね。ごく少数ですが、白血病細胞が末梢血

    白血病についての大雑把な解説 - NATROMのブログ
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    ww_zero 2011/08/31
    放射線の健康への影響を考える場合、白血病や癌に関する知識についても重要であることがよく分かる。毎年多くの人が放射線とは関係なく白血病や癌で亡くなっているという事実を忘れてはならない。
  • 今回報道された急性白血病と福島原発作業の因果関係は? - NATROMのブログ

    福島第1原発作業員が白血病によって死亡したというニュースがありました。まず、亡くなった作業員の方に哀悼の意を表します。 ■急性白血病:福島第1原発作業員が死亡 東電が発表 - 毎日jp(毎日新聞) 東京電力は30日、福島第1原発で作業に携わっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。外部被ばく量が0.5ミリシーベルト、内部被ばく量は0ミリシーベルトで、松純一原子力・立地部長代理は「医師の診断で、福島での作業との因果関係はない」と説明した。 東電によると、男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。東電は16日に元請け企業から報告を受けた。事前の健康診断で白血球数の異常はなく、今回以外の原発での作業歴は不明という。 作業と急性白血病での死亡の間の期間が短い

    今回報道された急性白血病と福島原発作業の因果関係は? - NATROMのブログ
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    ww_zero 2011/08/30
    NATROM氏の解説。今回の件に関して言えるのは「作業員が急性白血病で亡くなったことと8月上旬から福島第一で働いたこととの間に因果関係はない」というだけ。「東電批判が流行に終わらないことを願っています」同意。
  • 「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」? - NATROMのブログ

    武田邦彦氏が、「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」と主張している。 ■武田邦彦 (中部大学): 甘く見られないように(2)・・・「どうせガンは多いのだから」 1年で死亡する日人は、約110万人だ。人口が1億2000万あまりで、平均寿命が83歳ぐらいで、今でも少し平均寿命が延びているので、計算はおおよそ合っている。 その中で、死亡の原因がガンの人は、男性が20万人、女性が13万人で合計33万人だから、ちょうど30%に当たる。私が国会の委員会で参考人陳述をしたとき、原子力安全委員長を経験した高官が同時に陳述をしたが、そのときに「ガンは30%、あるいは50%と言ってよい」と自分の論旨に都合の良いように数字を誤魔化していた。 病気や公害などでの被害者数を示すときには「10万人あたり」で示すことが多いが、ここではもっと直接的な感覚で比較したいので、福島原発で被曝した人

    「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」? - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2011/08/23
    武田氏の元記事は読んだんだが、論旨がぐちゃぐちゃで途中までしか読めなかった…
  • 誰が遺族の背中を押したのか?医療ミスで東芝病院を刑事告訴 - NATROMのブログ

    医療ミスによって家族が死亡したとして、遺族が病院を刑事告訴したというニュース。 ■「医療ミスで次男が死亡」 政治評論家の澤二郎さんが東芝病院を刑事告訴 - MSN産経ニュース 告訴状などによると、死亡したのは澤さんの次男の正文さん=当時(40)。別の病院で脳手術を受けた後、植物状態となっていたが、昨年4月7日、誤嚥性(ごえんせい)肺炎の疑いで東芝病院に入院。午後7時40分ごろ、院内の個室で死亡しているのが見つかった。 死因は、たんがのどに詰まったことによる窒息死だったが、告訴状では、看護師が約1時間40分にわたって巡回に行かず、異常を知らせる警報装置などを取り付けていなかったことが原因と主張している。 まず、亡くなった患者さんに哀悼の意を表する。件において、業務上過失致死に相当する過失があったかどうかについては、エントリーでは論じない。興味がある方は、ぐり研ブログさまが考察されてい

    誰が遺族の背中を押したのか?医療ミスで東芝病院を刑事告訴 - NATROMのブログ
  • 福島の土のレメディが売られるわけ - NATROMのブログ

    ホメオパシージャパン株式会社から、「福島で採取した土を希釈振とうして出来たレメディー」が販売された。 ■ホメオパシージャパン株式会社*1 このたび「RA Fukushima 1-S-2」(福島で採取した土を希釈振とうして出来たレメディー)を 7月23日(土)に新発売いたします まあ、ベルリンの壁のレメディがあるぐらいだから、福島の土のレメディがあってもおかしくはなかろう。おそらくは「放射能」に効果があると主張されるのであろうが、ホメオパシージャパン株式会社のページには、効果効能は書かれていない。それもそのはず、ホメオパシージャパン株式会社は、「品」を売っているのであるから、医薬品的な効果効能を謳うと薬事法違反となる。何か薬物の含まれたものを品と称して売れば問題だが、「福島で採取した土を希釈振とうして出来たレメディー」は、どんなに成分を詳しく調べてもほぼ100%が糖である。 効果効能を謳

    福島の土のレメディが売られるわけ - NATROMのブログ
    ww_zero
    ww_zero 2011/07/25
    福島の土を希釈しても出来上がるのは結局水かけた砂糖玉っていう。