この新型スパムメールフィルタ「NNIPF」は最近傍識別を用いたことで、これまで開発されてきたどんなフィルタよりも精度が高く、学習も一瞬で終わるという性質があるそうで。 スパムメールフィルタは昔からどんどんと進化しており、初期の頃は特定文字列が含まれているとスパムと見なすという単純なものでしたが、ホワイトリスト・ブラックリスト形式が出始め、さらに「SpamAssassin」のようなルールベースのスパムフィルタが開発され、そしてベイジアンフィルタを採用したフィルタリングソフトが劇的な威力を発揮し、注目を集めたのが2003年までの話。しかし今やスパム送信業者もベイジアンフィルタ対策を行っており、いくら学習させても次々とすり抜けてくる始末。 そんな状況で登場した今回のこの「NNIPF」、最近傍識別という方法でIPアドレスを判定してフィルタリングするとのことですが、一体どういう仕組みなのでしょうか?