自己紹介 金谷譲(かなたに じょう)。(共)著書・訳書『アイオワで考えたこと』、『中国人と日本人 ホンネの対話』シリーズ、、『対中国戦略研究報告書』、『中国民主活動家チベットを語る』『チベットの核』ほか。
リベラリストと新左派の対立が深刻なことになっているのか。徐友漁と汪暉がその両者を代表する人物であり、前者の側に立つ本書では汪暉の徹底批判なども載せられているのだが、汪暉本の翻訳もしている丸川哲史の劉暁波本「訳者あとがき」問題が尾を引いている様だ。丸川グループは言うなれば「体制派」であって、そこに柄谷行人がコミットしてしまったものだから、「帝国」評価でもややこしいことになっているのか。中国研究ではこうした「党派対立」がお約束ではあるのだが、劉暁波のノーベル平和賞受賞をどう評価するか、そこに「普遍」を求めるか、「アジア的価値観」を求めるかという単純な対立構造でもない。リベラリズム空間では文化の特殊性は認めても政治の特殊性は認めないから、究極的には中国共産党の絶対権力を容認するか否かということになるんだろうが、上から民主化か下からの民主化かというところにも収斂できるか。
中国は歴史問題で対日批判を強めているが、日中戦争時、建国の父・毛沢東は日本軍と共謀していた。中国共産党政権に歴史カードを掲げる資格はない。中共スパイ相関図により日中戦争時の中共側の真相を明らかにする。 まず、スパイ相関図「中共スパイと日本軍の共謀」(『毛沢東 日本軍と共謀した男』より抜粋。遠藤誉作成)をご覧いただきたい。 左側には毛沢東の密令により動いた中共スパイの代表的な人名と命令系統が書いてあり、右側には中共スパイが接触した日本側組織や個人名が書いてある。接触した目的は、蒋介石率いる重慶「国民政府」の軍事情報を日本側に高値で売ったり、日本軍に和議を申し込むためだ。これに基づいて、エッセンスだけをご紹介する。 毛沢東と日本外務省出先機関との共謀 1939年、毛沢東は潘漢年(はんかんねん)という中共スパイを上海にある外務省の出先機関「岩井公館」に潜り込ませ、岩井英一(当時、上海副領事)と懇
映画「追憶と,踊りながら」公式サイト。ロンドンに暮らす初老の女性とイギリス人青年。二人を繋ぐ愛の記憶とは? 英国期待の新人監督ホン・カウ、デビュー作。5月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
中国の女性やジェンダーに関するニュースを中心に紹介させていただきます。ときに日本の問題も取り上げます。 2024-07 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » <目次> 一 釈放の背景――国内外のフェミニストらの抗議など 日本でもアジア女性資料センターが声明を出し、東京の中国大使館前で抗議/中国の党・政府内部にも異論/5人がそれぞれ感謝のメッセージ発表/その一方、すでに懲罰の目的を達した、との指摘も 二 あくまで保釈(取保候審)、容疑者扱いで行動にも制約、北京益仁平センターへの処罰も表明 李婷婷さんの住居への監視/韋婷婷さんは故郷の親元に送還/武嶸嶸さん、犯罪容疑者として8時間訊問され、心身ともにぼろぼろに/支援者の趙思楽さんまで容疑者扱いされ、香港行きが不許可に/外交部、北京益仁平センターに対する処罰を表明/女性
沖縄県は2015年度から、台湾と中国福建省からの県系子弟以外の留学生受け入れ事業を再開する方向で調整を進めている。県費による留学生受け入れは、10年度の「県民視点による事業棚卸し」で効果が疑問視され、12年度にアジア地域からは県系子弟以外の受け入れは中止された。今回、対象地域を台湾と福建省に限定し、子弟以外の受け入れを再開したい考えだ。 県が継続実施している「ウチナーンチュ子弟留学生受入事業」の予算を増額(本年度比805万円増)する形で実施する予定。新年度予算案に盛り込んだ。受け入れ人数は、台湾から2人、福建省から1人の予定。1年間、県内の大学で学ぶ学費と生活費を県が負担する。今後募集を開始する予定。
映画『二重生活』公開記念トークイベントより、ロウ・イエ監督(右)と雨宮まみ氏(左) 著書『女子をこじらせて』などで知られるライターの雨宮まみ氏が25日、東京・渋谷アップリンクで行われた映画『二重生活』のトークイベントに出席し、ロウ・イエ監督が描く「満たされない主人公たち」の姿を通して、恋愛、結婚、その先にある幸福について赤裸々に語った。 日本は正しい結婚・恋愛観を重視する国、 不倫や浮気は愚かな行為と言われる(雨宮氏) 本作は、天安門事件を扱った『天安門、恋人たち』で映画製作・上映禁止処分を受けたロウ監督が、禁止令解除後、5年ぶりに中国で製作した衝撃のメロドラマ・ミステリー。経済発展が著しい武漢市を舞台に、事故死した女子大生、彼女と最後に接触した二つの家庭を持つ男、彼の妻と愛人が織り成す複雑な物語がスキャンダラスに展開する。 雨宮まみ(以下、雨宮):この作品には、夫、妻、愛人という主に三人
エクソフォニーの境地を問う -外国語で書くことの意味を考える はじめに エクソフォニーとは「母語の外に出る」という意味であるらしい。多和田葉子さんの著書『エクソフォニー ─ 母語の外へ出る旅』のタイトルに使われているキーワードである。異文化との接触や外国語の学習が日々身近なものになっている今日において、文化の越境という大げさなことを言わなくても、私たちの日常生活の中で、「母語の外に出る」というようなことはもはや珍しい体験でなくなっている。そこで外国語で書くことの意味を考えてみたい。 外国語で書く、と一言でいっても、様々なケースや次元の行為が考えられる。異国の友人に手紙とかメールを送る場合もあれば、会議の報告書やプロジェクトの企画書をまとめるケースもある。国際学会での発表原稿や語学練習の作文もそれに数えられるであろう。こういった実用レベルのものに比べて、文人や作家の外国語による論述、創作はや
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く