政府は24日、11年度版の「交通安全白書」を閣議決定した。この中で取り上げた自転車交通に関するアンケート結果では「自転車は原則車道通行」というルールを知らない人が4割にのぼった。 アンケートはインターネットを通じて内閣府が行い、全国の18歳以上の男女2000人から回答を得た。このうち自転車利用者1500人に「原則として『自転車歩道通行可』の標識のない歩道を通行してはいけない」(原則車道通行)とのルールについて聞いたところ「知っている」と答えた人は59・7%、「知らなかった」は40・3%。こうしたルールを「常に守っている」は34・9%、「たまに守らないことがある」は32・2%、「しばしば守らないことがある」は32・9%だった。 白書では欧州での先進的な自転車交通施策も紹介。自転車専用通路の整備が重要と提言している。