2014年の3月20日から22日にかけては、今年から独立した映画祭になった東京アニメアワードで、コンペティションの審査員をやっていた。ちょっとおもしろかったのは、自分が短編部門の審査員で、山村浩二くんが長編部門の審査員になっていたりするシャッフルがあることで、 「逆じゃん!」 などといったら、山村くんは 「このへんが妙ですよ」 と、にやにやしていた。 映画祭がよいのは、いろいろな人たちが集まるので、ふだんだったらあまり話をする機会がないだろう人との出会いや再会があることだ。ボンズの南雅彦さんが長編の審査員で、I.Gの石川光久さんが短編の審査員だ。 石川さんは、アートアニメーション系の短編作品群を前に、プロデューサーとしての自分ならこのどの作品もそのままでは企画として通さない、といってのけられた。休み時間の雑談で、これからは業界のアニメーターたちはもっとデジタルを取り入れて仕事できるようにな