小学校の時、電子ピアノ?電子オルガン? どっちかわかんないけど教室に置いてあって、 それはボタンを押すといろんな楽器の音色を選択できるハイカラ機能が付いてたんだけど 中休み(あー懐かしいね、確か2時間目のあとのやつね)になったらピアノ弾ける子がそれを弾いて、 そこにいたずらっ子が音色選択ボタンをランダムに押しまくって邪魔するってのが定番行事だった。 んで、そんなある日の中休みに突然それは起きた。 それまで小学生の拙い演奏をランダムな音色で奏でていた電子ピアノがいきなり自分から曲を演奏し始めたのよ。 いやーたまげたね。 小学生なりの人間味溢れる演奏は中断され、機械による寸分違わぬ圧倒的な演奏会が始まった。 それは聴いたこと無かったけど和音が弾むようなリズムが心地良い、それでいて途中からふいに物悲しくドラマチックな曲調に転じる、かと思えば最初のフレーズに戻ってきた時の強烈な安心感。 教室の小学