トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 震災被害の機密を記録 戦中の昭和東南海・三河地震 2011年11月21日 09時00分 昭和東南海地震と三河地震の被害が記された速記録集のコピー 太平洋戦争中のため被害が公表されず、「隠された地震」といわれる昭和東南海地震と三河地震の被害を記した帝国議会秘密会の速記録集が存在することが分かった。東海地方では近い将来に東海、東南海、南海の3連動地震の発生が予想されており、今後の防災・減災対策につながる貴重な資料となる。 見つかったのは、戦争末期の1945(昭和20)年2月9日に開かれた衆議院秘密会決算委員会の速記録集「空襲ノ被害状況及ビ東海、近畿地方ニ於(お)ケル震災ノ被害状況」。小磯内閣の佐藤洋之助内務参与官が報告した内容をまとめている。昭和東南海地震を研究する兵庫県立大の木村玲欧准教授(災害心理学)が政府関係者から入手した。 昭