衝動抑えられない原因解明へ アルツハイマー、脳異常部位判明―東大と量研機構 2020年03月06日15時24分 アルツハイマー病のモデルマウスに水を飲む条件を学習させる実験を行っている際の脳の機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)画像。衝動性を制御する「背側縫線核」と呼ばれる部位の活動が異常に高まっている(久恒辰博東京大准教授提供) アルツハイマー病のモデルマウスは通常のマウスに比べ、水を飲む条件を学習する実験中に脳で衝動性を制御する部位に異常が生じ、衝動を抑えられないことが分かった。東京大の久恒辰博准教授や量子科学技術研究開発機構の住吉晃・博士研究員らが6日までに発表した。論文は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。 アルツハイマーを早期診断=血液中で減るたんぱくで―名古屋市立大 この部位は脳幹にある「背側縫線核」で、神経伝達物質のセロトニンを生み出す神経細胞群がある。セロトニ