サイクル ロードレース コラム 2018年7月7日 【プロの目】「タイヤ」と「サドル」に関するお話 / Tour de France 2018 ツール・ド・フランス by 西 勉 印刷する プロコンチネンタルチームNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニでメカニックをしている西勉(にし・つとむ)がお送りする特別コラム。4回目は機材の話。まずはタイヤのサイズに関してプロメカニックの常識について説明したいと思います。 よくタイヤメーカーの名称で、20とか25とかサイズを連想させられる数字がモデル名に入っていますが、自分たちは空気を入れた状態の実寸を重要視します。使用してるうちにサイズが変わってくることも把握した上で、選手にサイズの正確な情報を提供します。 クリンチャー、チューブラータイヤ共通で近年選手から好まれるのは実測25mm~26mmのタイヤ。このサイズ帯なら少々のダート区