【動画】余部鉄橋の展望施設「空の駅」=林敏行撮影完成した旧余部鉄橋の「空の駅」。左隣は新しく架けられた余部橋梁=3日午後0時19分、兵庫県香美町、朝日新聞社ヘリから、林敏行撮影 【新井正之】JR山陰線の旧余部鉄橋(兵庫県香美町)の一部を活用した展望施設「空の駅」が3日、完成した。地上約40メートルの高さから日本海が間近に望め、並行して架けられた新しい橋を通過する列車を体感することもできる。 展望施設は長さ68メートル、幅3メートル。古い鉄橋の西側部分を残して設けられた。先端からは往時の線路や枕木を残した軌道が眺められ、真下が見えるのぞき窓もある。県が約5億5千万円かけて整備した。 余部鉄橋は1912(明治45)年に開通した。86年には、強風にあおられて列車が転落し6人が死亡する事故が発生。2010年に強風対策が施されたコンクリート製の余部橋梁(きょうりょう)に架け替えられた。 関連リ