13日正午すぎ、兵庫県宝塚市雲雀丘1の阪急雲雀丘花屋敷駅に停車中の電車内で、座席に座ったまま動かない地方公務員の男性(51)を清掃員の女性(59)が見つけ、119番した。 同県警川西署によると、阪急雲雀丘花屋敷駅は終点だった。乗客が全員降りた後、空になった車両に清掃員が入った後、動かない男性を発見したという。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。 目立った外傷はなく、同署が死因を調べている。
知事選候補者の応援演説に立った井戸敏三知事=4日午前、姫路市飾磨区(画像を一部加工しています)=撮影・大山伸一郎 兵庫県の井戸敏三知事は4日、知事選立候補者の応援演説で、東京や大阪で新型コロナウイルスの感染者数が増えている傾向があることに触れ「大阪との県境に壁でも建てられたらいいのに。トランプさんみたいに」と発言した。 不法移民の越境を防ぐため、メキシコとの国境に壁の建設を主張した米国のトランプ前大統領を念頭に置いたとみられる。井戸知事は発言の後、「残念ながらそうもいきませんので。どうしても大阪が増えれば兵庫も増える。東京や大阪の動きも注意し、コロナ対策を進めていく」と述べた。 姫路市内での応援演説で発言した。井戸知事は昨年7月、県の新型コロナ対策本部会議で「(感染拡大の)諸悪の根源は東京」と発言。「東京で感染者の追跡などをしっかりしてほしいという意味だった」と釈明していた。(金 旻革)
妻の不倫を疑って不正に車のナンバーを照会し、得た情報を探偵に漏らしたとして、兵庫県警が淡路地域の警察署の交通部門に勤める40代男性警部を、警務部長注意処分にしていたことが30日、神戸新聞社の情報公開請求で分かった。処分は5月6日付。 県警によると、男性警部は昨年10月、不倫を疑って妻を尾行。妻が車の中で男性と密会しているのを見つけた。警部がこの車のナンバーを警察署内の端末で照会したところ、車の所有者が同じ兵庫県警に所属する男性警部補だったことが分かった。 警部は、より確かな証拠をつかもうと信用調査会社に調査を依頼。その際、端末で入手した男性警部補の住所や氏名などを伝えたという。 警部の妻は県警に勤める巡査長で、県警は4月下旬、不倫相手の男性警部補とともに警務部長注意にしている。男性警部補も既婚者だったという。
兵庫県加西市は4日、2回目のワクチン接種を済ませていた30代と40代の女性が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。2人が接種を受けたファイザー製ワクチンの発症予防効果は約95%とされるが、感染予防効果は十分に明らかになっていない。 同市によると、2人は市立加西病院で患者用の調理補助を担当しており、5月31日に他2人を加えた職場内の計4人で昼食を共にした。6月2日夜に30代女性が発熱し、同病院でPCR検査した結果、感染が分かった。濃厚接触者として3人を検査し、40代女性の感染が分かった。症状はないという。 30代女性は6月1日、40代女性は4月14日に、それぞれ2回目のワクチン接種を済ませていた。発症予防効果にもかかわらず、30代女性が発熱したことについて、同病院は「ワクチンによる副反応の可能性もある」という。 厚生労働省のホームページによると、ファイザー製ワクチンで十分な免疫ができるの
2004年から休止している「六甲有馬ロープウェー」表六甲線の支柱。展望台のほぼ真下にある=神戸市灘区六甲山町 四季折々の風情と、大阪湾を見下ろす眺望が楽しめる六甲山頂の一帯。だが、そのすぐ脇では、17年前から動いていないロープウエーのさびた鉄塔やロープが異様な存在感を放つ。この光景に、神戸市西区の会社員男性(59)から「廃虚と化しつつあり、景観を害している。いつ撤去されるのか」との声が神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」に寄せられた。取材すると、そもそもロープウエーは廃止されていなかった。その事情とは-。(小谷千穂) 新型コロナウイルス禍で人混みを避けるため、六甲山に行く機会が増えたという男性は「標高は約930メートルだが、全国に自慢できる市民憩いの山と再認識した」と絶賛。一方で、ロープウエー跡を「印象が悪くなるのでは、といささか胸が痛みます」と残念がる。 全長約5キロの六甲有馬ロープウ
兵庫県神河町の山名宗悟町長(62)が、65歳以上の優先者でないにもかかわらず、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていたことが12日分かった。山名町長は神戸新聞の取材に「町が設置する神崎総合病院の開設者として、会議などで同病院を訪れる機会が多いため」と説明している。 町によると、前田義人副町長が4月下旬、院内での感染リスクを考慮して「町長はワクチン接種を受けなくてもよいか」と病院側に相談。町職員でもある病院事務長から「キャンセルが出たワクチンで対応できる」と返答があり、受けることを決めたという。 神河町のワクチン接種は医療従事者や高齢者施設の入所者らから実施。それ以外の約3800人については基礎疾患のある65歳以上を優先し、5月6日から集団接種を始めた。山名町長はその初日に1回目の注射を受けた。 神戸新聞の取材に、山名町長はいったん接種を否定した後、撤回。「病院運営に支障が出ないよう接種
当選確実の一報が入った関貫氏の選挙事務所(兵庫県豊岡市大手町)は、大きな喜びに包まれた。 当初、3回連続の無投票が予想された同市長選。市議会で保守系会派の代表を務めた関貫氏が立候補の意向を明かしたのは、3月議会の最終日。告示のわずか20日ほど前だった。 「演劇のまちなんかいらない」。現市政に真っ向から異議を唱え、「市民の感情に合っていない」と繰り返し有権者に訴えた。 市議に3回当選し、自民系会派に所属。2019年から2年間議長も務めた。それでも同じ自民系の現職中貝氏に「次第に共感できなくなり、今は演劇に肩入れしすぎている」とした。 自民系市議の半数7人が支援に名を連ねたが、ぎりぎりまで後援会長が決まらず、体制固めから苦労した。直前の表明で知名度アップにも必死だった。 「主人公は市民」と訴え、公約は、子育て支援に重点を置いて0~3歳児の子ども医療費の無料化を掲げた。「但馬の他の自治体並みにす
神戸市中央区内の公園で若者約50人による乱闘があり、兵庫県警少年課と神戸水上署は26日までに、男子大学生を殴るなどしてけがをさせたアルバイトの少年(17)=神戸市中央区=ら8人を傷害容疑で逮捕した。いずれも容疑を認めているという。 逮捕容疑は8月23日未明、19歳の男子大学生=大阪府=ら3人の顔などを殴ったり蹴ったりし、最長全治約6カ月のけがを負わせた疑い。 同署によると、被害者の知人が、交際する女性と遊ぶ様子を動画に撮って写真共有アプリ「インスタグラム」で生配信中、視聴者の女性が投稿したコメントを不快に感じ、「殺すぞ」と発言。それを見た視聴者の女性の友人男性が立腹し、大学生らとトラブルになった。それぞれ無料通信アプリ「ライン」でつながる仲間に声を掛け合い、公園に集まり40人対10人の乱闘になったという。
神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で、有給休暇の扱いとなっている加害教員4人の給与支払い差し止めを念頭に、市が28日提案した条例改正案。審議を託された市会総務財政常任委員会では、恣意(しい)的な運用につながりかねないとして、恒久的な条例の制定に委員から懸念の声が相次いだ。最終的には賛成多数で可決したものの、厳しい世論を踏まえた上での苦渋の判断であることをにじませた。 「条例の制定が遅れるほど(加害教員)4人の給料差し止めが遅れてしまう。どうかご理解をお願いしたい」。同市の遠藤卓男行財政局長は繰り返し頭を下げたが、委員からは急ごしらえの改正案に疑問を投げ掛ける声が次々と上がった。 一連の条例改正案は(1)重大な「非違行為」(2)起訴される恐れがある(3)引き続き職務に従事すれば公務に重大な支障が生じる場合-の要件を全て満たした場合、「分限休職処分」にして給与を差し止める
2日からイベントが始まる「世界一のクリスマスツリー」=30日午後、神戸市中央区波止場町、メリケンパーク(撮影・後藤亮平) 神戸・メリケンパークで2日から観覧が始まる「世界一のクリスマスツリー」。催事後の木の使途が「未定」とされたことなどで批判の声が上がる中、計画のプロデューサーで、希少植物を求めて世界を巡る「プラントハンター」の西畠清順さん(37)=川西市=が30日、神戸新聞社の取材に応じた。ツリーは伐採し、一部は生田神社(神戸市中央区)の境内にある社の鳥居として奉納すると説明。「計画当初から材木にする前提だった」と話した。(上杉順子) 西畠さんは、企画を主催する「めざせ! 世界一のクリスマスツリープロジェクト」実行委員会のホームページでも同日、同様のメッセージを発表。木の行く先が不明な時期に販売が告知されて物議を醸した、木の玉を付けたバングル(腕輪)は同日、実行委に名を連ねる販売元の大手
指定暴力団山口組の組員が31日夕、ハロウィーンに合わせて神戸市灘区篠原本町4の総本部前で子どもたちに菓子を配った。対立する指定暴力団神戸山口組(淡路市)に対してはこの日、地元住民が求めていた本拠地事務所の使用を禁止する仮処分が決定するなど、暴力団排除の機運が高まる中、住民の懐柔を図ったとみられる。 捜査関係者らによると、菓子の配布は同日午後4時10分ごろから約3時間あった。組員らが総本部の入り口前で、スナック菓子の入った袋や本部内で作った綿菓子を手渡した。入り口付近はカボチャやおばけのバルーン、紫とオレンジのイルミネーションで飾られ、組員らは「ハッピーハロウィーン」「お菓子もらって、写真を撮ってね」などと声を掛けていた。 山口組は毎年、ハロウィーンに合わせて菓子を配布している。神戸山口組との分裂騒動があった2015年は中止したが、昨年は総本部近くの神社で再開。今年は子どもと保護者ら約800
JR西日本によると6日、神戸市灘区の六甲道駅で爆破予告があり、東海道線全線が同駅を通過している。 この影響で午後7時から、振り替え輸送を実施している。
兵庫県警飾磨署は3日、県青少年愛護条例違反の疑いで、神戸市内のバス運転手の男(33)を逮捕した。 逮捕容疑は2月23日、勤務する明石市内のバス会社休憩所で、18歳未満と知りながら、加古川市の中学3年の女子生徒=当時(15)=に現金2千円を支払い、顔にだ液を垂らしてもらった疑い。「唾に興味があった」と容疑を認めているという。 同署によると、2人はスマートフォンのアプリで知り合った。当時、男は勤務中で、折り返し運転の休憩中に女子生徒を呼び出したという。同条例は青少年からだ液を購入することを禁止しており、摘発は珍しいという。
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