新型コロナ感染者の入院に関する政府の新たな方針を受けて東京都は、症状が軽い入院患者について医師の判断で自宅療養に移すよう、病院に伝えていたことが分かりました。 関係者によりますと、都は4日午後、入院患者について医師が症状が軽く入院の必要がないと判断した場合、自宅療養や宿泊療養に移すよう病院に伝えました。 「発症日から10日間、かつ症状が見られなくなってから72時間経過する」など、入院患者に定められた退院基準を満たさなくても自宅療養などに移行させます。 都は、自宅療養などで対応できる患者が入院しているケースもあると考え、医療資源を柔軟に活用して入院が必要な患者のためにベッドを確保したい考えです。