日本で暮らす外国人障害児たち 「日本に来たばかりの外国籍の子供たちの中には、知的障害や発達障害がある人も大勢います。こうした子供たちの受け皿が日本には十分ないため、親から『聞き分けの悪い子』として虐待を受けたり、学校でいじめにあったりするケースが少なからずあります。また、親が手に余り、何年も学校に行かせずに家に閉じ込めていることもあるのです」 日本に暮らす外国籍の子供の取材をすると、時折耳にする話だ。 知的障害を持つ人は50人に1人、発達障害を持つ人は15人に1人と言われている。日本ではこういう人たちは福祉制度に支えられて生きていくことになる。 だが、日本にいる外国籍の子供は、言葉が不自由であるがゆえに、日本人のように障害があると診断されず、福祉のセーフティーネットからこぼれ落ちてしまうことがかなりある。 年々増えている日本に暮らす外国籍の子供たち。彼らがどのような現実に直面しているかを追