伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2008年9月24日,10月1日に開設する「目白坂データセンター」を報道機関に公開した。同センターはサーバー室の延床面積が3000平米超,1000ラック規模の大型データセンターながら,消費電力を同程度のセンターに比べて30%削減すると発表し,注目を集めていた。 消費電力30%削減の切り札となるのは,直流電源に対応したサーバーと直流電源設備である。IT機器内部のコンポーネントは直流で動作するため,交流電源に比べて直流交流の変換ロスを低減できるからだ。「直流電源の対応設備の比率は,当初は10%程度だが,最終的には2割ほどになる見込み」と,同社データセンター事業グループ DC事業企画室 事業開発部の唐木眞部長は説明する。センターの内覧に当たっては,こうした省電力設備を中心に披露した。 3次元顔認証で高セキュリティを実現 情報漏えいリスクへの対応から,データ