世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が7月17日、ホームページで新たに声明文を発表した。元信者を救済してきた弁護士の会見をきっかけに、教会による被害が報じられていることに対し「事実に反する内容や、憶測に基づいた報道が多くなっている」と反論した。 一方で、7月11日に田中富広会長が「2009年以降トラブルはなかった」と説明したことについては、コンプライアンス宣言の結果が出ているという趣旨であり、トラブルがゼロになったわけではないと弁明し「言葉不足で誤解を招いてしまった」とおわびした。 ●「憶測報道が信徒らの人権を侵害」 声明文は、報道機関に対し「メディア報道に関する声明文」と題され、発表された。 7月11日の会長の会見については、報道はおおむね公正だったと評価した。しかし翌日に、 全国霊感商法対策弁護士連絡会(以下、連絡会)が会見を開いてからは「事実に反する内容や、憶測に基づいた報道が多くなり