みもれ🌷 @mimorecchi 会社員。積み人。 遅読だけどマイペースで本を読む。 ただいま資格取得に向けて勉強中の受験生のため、読書関係の投稿は少なめ。
本記事について 国内の IT 業界について、ネット上では「SIer」VS「Web系」の構図がしばしば見られる。本記事は前者、SIer の世界観をひとりの当事者として雑多にまとめたものである。記事としては読み物、特にポエムの類。 対象読者 以下を想定する。 ITエンジニアまたはその卵で、 SIerを知らないWeb系の人 SIerに入社した新人や中途入職者 SIerにてSEまたはマネージャーして働いている者 SIerにてSEではないが裏方で働いている者(開発、研究、調査、教育、管理など) 学習や就労の初歩として参考にしてもいいし、議論やキャリアのダシに使っても良いだろう。 筆者について 吉良野すた: https://stakiran.github.io/stakiran/ 国内の大手 SIer に勤めるサラリーマン。現場には出ておらず、裏方で支えてメシを食べている。SI にも IT にもさほど
原書と兄弟で肩を並べて 島田浩二@snoozer05さん訳の、8月26日発売「スタッフエンジニアの道―優れた技術専門職になるためのガイド」の感想のような記事を書きます。 スタッフエンジニアの道 ―優れた技術専門職になるためのガイド 作者:Tanya Reillyオライリー・ジャパンAmazon 翻訳レビューに参加した流れと、簡単な感想 今回、個人的には初めてとなる翻訳レビューに参加させてもらった関係で、物理本をご恵贈いただいた流れです。 まず圧倒的に信頼している技術書翻訳者*1であること、自分としても一応「VPoE」というタイトルで働いていたし領域的にも興味があること、翻訳レビューってやってみたいな〜!という憧れ の100点+100点+100点の合計1000000点!!!って感じの参加動機です。 snoozer05.hatenablog.jp で、しかも、参加が決定して書籍名を聞いたら「も
1.人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視) 職場におけるパワーハラスメントの代表的な類型の一つに、 「人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)」 があります。 具体的には、 「自身の意に沿わない労働者に対して、仕事を外し、長期間にわたり、別室に隔離したり、自宅研修させたりすること。」 がこれに該当すると理解されています(令和2年厚生労働省告示第5号『事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針』参照)。 このように仕事外しは、ハラスメントに該当し得ることが一般に承認されています。 しかし、パワーハラスメントに該当するといえるためには、業務上必要かつ相当な範囲を逸脱している必要があります。誰にどのような仕事を担当させるのかについては、一般に使用者に広範な裁量が認められていることもあり、仕事外しが業務上必要かつ相当な
トヨタ「ヤリスクロス」(「Wikipedia」より) 認証試験の不正問題が拡大しているトヨタ自動車の社内で、豊田章男会長をはじめとするトップに対する不満が高まっている。5月末に不適切な認証試験が発覚したことを国土交通省に報告し、記者会見で豊田会長は、基準より厳しい試験を行っていたとの主張を繰り返し、現行の型式認証試験制度に問題があると悪びれずに主張。7月に新たな不正は見つからなかったと報告したが、国交省の立ち入り検査で新たな不正が見つかった。国交省はトヨタに対して認証業務に向けた抜本的な改革を促す是正命令を出した。トヨタの新型車開発の遅れなど、事業への影響は避けられない状況で、社内では「高額の報酬を受け取りながら経営トップのリスクマネジメントが機能していない」と憤りの声が噴出している。 トヨタグループのダイハツ工業や、トヨタ車向けディーゼルエンジンを製造している豊田自動織機で認証試験に関す
ハマごはん【お手軽レシピ】 @hamagohan_r 調味料漬けてチンするだけで驚くほど美味い絶品すぎるおかずレシピが完成しました! 【レンジで超絶品!究極の鶏チャーシュー】 【材料】 鶏もも肉2枚(1枚あたり300g) 醤油大さじ4 みりん大さじ4 水大さじ1 ごま油大さじ1 砂糖大さじ2 鶏ガラスープの素小さじ半分 〜トッピング〜 ネギ 白ごま 【作り方】 ①鶏もも肉を両面数カ所穴を空けたら醤油大さじ4、みりん大さじ4、水大さじ1、ごま油大さじ1、砂糖大さじ2、鶏ガラスープの素小さじ半分を加えて鶏肉に染み込ませたらふんわりラップをかけて600W4分チンする ②裏返して再度ラップをかけて4分チンしたら食べやすい大きさにカットしてトッピングにネギを散らして白ごまを振ったら完成!
「年初の抱負」は紀元前から行われていた アメリカの科学誌『Popular Science』の2017年の記事によれば「年初に目標を立てる」という風習は、古代ローマ時代にまでさかのぼるそうです。 人類は紀元前から、「年初に目標を立てては失敗する」という“営み”を繰り返してきたのです。 これだけ科学技術が発達し、社会全体が高度に文明化されても、「目標達成は難しい」、言い換えれば「やる気を日常的に発動させていくことは難しい」と結論づけられるのかもしれません。 しかし、本当にそうでしょうか。「やりたがる脳」を手に入れることは、誰にとっても困難なことなのでしょうか。 世の中には、努力の末に成功をつかみとった人たちが存在します。彼らはきっと、「やる気を日常的に発動させていくこと」に長たけていたはずです。 たとえば、プロ野球のイチロー選手を思い浮かべてみてください。あなたは彼の業績を「イチローは“天才”
はじめに 今回は、コードレビュー観点表を作った話について少し書かせていただきます。 社内ではGitHubを用いてコードレビューを行っていて、バックエンドの開発においては、コーディングガイドラインも策定しています。 しかし開発において、ガイドラインに書かれている事項が全てではないため、コードレビューを行う際のポイントが自分の中で綺麗に整理しきれていませんでした。 また、ガイドラインの重要なポイントを十分に把握できず、効果的なコードレビューができていない現状がありました。これを改善するために、コードレビューの観点表を作成したことで、コードレビューの質が上がった話についてお話ししようと思います。 問題となっていたこと 一貫性がないレビュー 毎回レビューを行う際に、自分の中のレビューポイントが明確に決まっていなかったため、的確にレビューができていないこと レビューにかかる時間が長い 自分の中でのレ
TiDBを触ってみて個人的に面白いと思ったものを雑にまとめます。 TiDBのことはある程度知っている人向けの話です。 HTAP(TiFlash) リソース制御機能 Stale Read Follower Read プッシュダウン レコードTTL コメント構文 sync-diff-inspector ローカルPCでTiDBを起動する まとめ HTAP(TiFlash) TiDBといえば、HTAPが有名だと思う。 https://docs.pingcap.com/ja/tidb/stable/explore-htap https://docs.pingcap.com/ja/tidbcloud/tiflash-overview TiDBが苦手とするOLAPを高速に処理するために、 TiFlashという列指向NoSQLを外付けし、 OLAP系のクエリをそこに対して実行するという、 なんとも力技感が
はじめに 自分が何者なのかを示すことの重要性が高まっている こんにちは、Watanabe Jin (@Sicut_study)です。 最近フリーランスでは大きな問題が起きている フリーランスとして受け入れをしたが、いきなり「飛んで消えてしまう」などトラブルが相次いで発生している 最近はフリーランスをNGとする企業も増えてきている では、なぜフリーランスをNGとしているのか これには大きく2つあるように思える フリーランスのスキルが低いことが目立っている フリーランスを信じることが難しくなっている スキル不足のフリーランスが増えた背景には、フリーランス1000万円といった過大広告によって経験があまりない状態からフリーランスになってしまった人があふれていること フリーランスの信用をするための材料(例えば法人化している、知名度があるなど)がないことからいつ無責任になるかわからない このような理由
はじめに A/Bテストのサンプルサイズ設計を行う際に必要となる「効果量」についてのお話です。両側検定を行うときに、ちょっとだけ気にしておいた方がいいかもしれないことを発見したので、備忘録として書いておきます。解釈に誤りを含んでいそうなので、やさしい鉞をお待ちしています。 具体例 T群がC群を有意に上回る例 まずは例として、母比率の差の検定について考えます。まずは次の設定のもとでサンプルサイズ設計を行う事を考えてみましょう。C群とT群のイベント発生率をそれぞれ\(p_1, p_2\)とおいてテスト設計を行います。検出力(\(\beta\))や有意水準(\(\alpha\))などのパラメータは以下の通りとします。 \[ \begin{aligned} p_1 &= 0.1\\ p_2 &= 0.2\\ 1 - \beta &= 0.8\\ \alpha &= 0.05 \end{aligned
ドメイン駆動設計をはじめよう ―ソフトウェアの実装と事業戦略を結びつける実践技法 作者:Vlad KhononovオライリージャパンAmazon 訳者の増田亨様より献本いただきました ありがとうございます さっそく読んでみました システムは、なぜ必要とされるか?という「why」が有り、次に何を作るべきか?という「what」が有り、それを受けての「how」が有る。 (たまに突然「what」だけが有ったり、なぜか「how」の議論だけが先行する事例も聞くけど、それは順番が間違っているだけなので、その問題はここでは触れない) この「why」と「what」と「how」が上手く繋がった状態を作り上げていくために、過去にさまざまな開発方法論が考案され、語られてきた。 「ドメイン駆動設計」は、開発方法論として「名前がついて、生き残ってきた手法」の一つであり、昨今複数の解説書が発行されている唯一の手法と言え
LF Research オープンソース ライセンス コンプライアンス 今後の課題 (日本語版を公開) オープンソース ソフトウェアの広範な採用は、それらのコンポーネントのライセンス要件に準拠しているかどうかにかかっています。急速に進化するソフトウェアとライセンスの分野で最新の情報を入手することは困難であり、ライセンスの多様性と、その契約条件が異なる可能性があることでさらに困難になっています。このホワイト ペーパーでは、これらの課題と、コンプライアンスを効果的に実装するための戦略について詳しく説明します。コンプライアンスは、組織が関連するリスクを軽減し、オープンソースへの参加から継続的に利益を得るためのツールとして機能します。包括的なソフトウェア構成分析ツールから適切な開発文化の促進まで、これらの課題に効果的に対処する方法については、完全なレポートをご覧ください。 著者: Ibrahim H
企業がソフトウェアビジネスを持続的に行えることと、ソフトウェアのソースコードを公開することの両立を実現するための新しいライセンスへの取り組みとして「Fair Source」が登場しました。 意訳すると、ソースコードが公開され、開発者のビジネスを守るための最小限の制約がありつつもコードの利用や変更、再配布が可能で、計画的に一定期間後にオープンソースとなるもの、と言えるでしょうか。 具体的なライセンスとしては「Functional Source License (FSL)」が推奨されているのに加えて、「Fair Core License」「Business Source License (BSL)」が該当するとされています。 Fair Sourceの目的とは 公式Webサイトでは、Fair Sourceの目的が次のように説明されています。 The purpose of Fair Source
画像は筆者が作成した 勉強へのやる気はあるのに挫折してしまう人がいる一方で、やる気を保ちながら勉強を継続している人もいます。この差は一体どこにあるのでしょうか? じつは、才能に関係なく勉強を続けられるコツがあるのです。 この記事では、勉強が続く人の特徴を10個を紹介していきます。当てはまっているか振り返りながら、ぜひ参考にしてみてください。 【ライタープロフィール】 澤田みのり 大学では数学を専攻。卒業後はSEとしてIT企業に勤務した。仕事のパフォーマンスアップに不可欠な身体の整え方に関心が高く、働きながらピラティスの国際資格と国際中医師の資格を取得。日々勉強を継続しており、勉強効率を上げるため、脳科学や記憶術についても積極的に学習中。 特徴1. ゴールを明確にする 特徴2. 複数の動機をもつ 特徴3. 自分流の“儀式”でやる気スイッチを入れる 特徴4. 1週間単位でスケジュールを立てる
こんにちは。SREチームリーダーの角井です。 アンドパッドは、8/3(土)〜4(日)に開催されたSRE NEXT 2024にゴールドスポンサーとして協賛し、企業ブースとスポンサーLTに参加させていただきました! スポンサーLTでは、私から「アンドパッドのマルチプロダクト戦略を支えるSRE」というタイトルで発表させていただきました。発表後にはAsk the Speakerの時間があり、それに加えてアンドパッドブースに直接お越しいただいて質問してくださる方もいて、他社のエンジニアと交流できる非常に良い機会になりました。 今回はこのスポンサーLTの内容と、その後のAsk the Speakerなどでお答えした内容をご紹介します。 スポンサーLT 「アンドパッドのマルチプロダクト戦略を支えるSRE」 Ask the Speaker Q1. インフラの選定をする際に、後で捨てる事も前提に小さくスター
SREチームの長田です。 今回は、カヤックのメンバーが業務で使うために開発・公開しているOSSなプロダクトをまとめて紹介しようという企画です。 KAYAC organization以下にあるものだけでなく、在籍中のメンバーが作ったものもひっくるめて、実際に業務で使用しているものを中心に 紹介しています。 以下の3つのカテゴリに分けて記載しています。 各カテゴリ内はアルファベット順です。 ツール編 人間が手動で実行するもの アプリケーション編 どこかに常駐して、イベントを受け取ると動作するもの ライブラリ編 ツールやアプリケーションから参照されるもの 集めてみたらそこそこの量になったので、本記事では詳細な説明は省いています。 GitHubリポジトリのURLや関連記事のリンクを併記していますので、より詳しく知りたい場合はそちらを参照ください。 (...) 内はそのプロダクトで使用している主なプ
はじめに こんにちは、計測プラットフォーム開発本部SREブロックの山本です。普段はZOZOMATやZOZOGLASSなどの計測技術に関わるシステムの開発、運用に携わっています。 我々のチームは、複数サービスを運用する中で障害対応の経験不足や知見共有の難しさといった課題に直面していました。そこで、半年ほど前にカオスエンジニアリングの導入を開始しました。 本記事では、カオスエンジニアリングを一過性のものではなくチームの文化として根付かせ、継続的な改善サイクルを生み出すための導入から運用まで、我々のチームでの実践から得られた具体的な方法をお伝えします。 これからカオスエンジニアリングを始めようとしている方はもちろん、すでに導入しているものの効果的な運用に悩んでいる方の参考になれば幸いです。 目次 はじめに 目次 背景・課題 カオスエンジニアリング導入の流れ 1. 目標とKPIの設定 1.1 目標
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