生産者から消費者までをつなぐ物流が、新しいテクノロジーの活用で変わり始めている。空には消費者へ荷物を届ける「ドローン配送」が登場。では、大量輸送を行うトラックや船舶など陸や海ではどんな物流革命が起きているのか。 生産者と消費者を結び付ける流通は、これまで多くの人の手によって支えられてきた。それが今、テクノロジーによって変わりつつある。例えば再配達や長時間労働などさまざまな問題が話題になった宅配では、小型無人機(ドローン)など人の手を頼らない手法も検討されている。一方、あまり表には出てこないものの、生産者や販売者の拠点を結ぶ大量輸送の分野でもテクノロジーを活用した「物流革命」が進んでいた。陸海空、それぞれの動向を紹介しよう。 実用化に向けて動き出すドローン配送 ドローン配送には配送にかかる時間やコストの削減などのメリットがあり、過疎地域や山間部での配送手段としても期待がかかる。海外では米Am