印刷 結婚式を前に女性が脱毛や美顔エステなどを受ける「ブライダルエステ」で、肌が荒れたり、あざができたりしてトラブルになる事例が増えていると、国民生活センターが7日、発表した。違法性の高いケースもあり、センターは注意を呼びかけている。 滋賀県の20代女性は昨秋、ウエディングドレスでの写真撮影に備え、エステ店で脱毛処理などを受けた。しかし、エステ後に肌が荒れ、撮影をキャンセルせざるを得なかった。 関東地方の30代女性は、結婚式場から紹介されたサロンで美顔エステを受けたが、翌日顔が赤くなり、かゆみも出た。皮膚科の診察で、化学薬品が使われていたことがわかった。 全国の消費生活センターには、こうした相談が2006年度以降145件寄せられており、近年増える傾向にある。湿疹やあざ、やけどなど皮膚に影響が出るものがほとんどだった。治療に1カ月以上かかった例も13件あった。