パソコンを狙った攻撃は,ネットワーク技術の進歩に合わせて,新しい手法が次から次へと考え出されている。ユーザーは,常にセキュリティに対するアンテナを張り巡らせて,攻撃手法に関する情報を収集しておくことが重要である。うっかり情報収集を怠ってしまうと,いつの間にか危険な行為をしていることになりかねない。 第1回と第2回では,パソコンに対する最新の攻撃手法を見ていこう。 ネットワークからの直接攻撃は減少 パソコンに対する攻撃として,1~2年前まではネットワークにつながっているパソコンを手当たり次第に狙って,セキュリティの甘いパソコンに侵入するという手法が主体だった。例えば,BlasterやSasserといったウイルス/ワームは,インターネットにつながっているパソコンに次々とアクセスを試みて,セキュリティ・ホールがあるパソコンを見つけると侵入して感染を拡大する。パソコン上で特に何も操作していなくても
ソフト開発もハードの調達もシステム運用も一切必要ない。すべてはインターネットという“雲”にアクセスするだけ―。コンシューマ市場では当たり前になった「クラウド・コンピューティング」が、企業システムにも迫ってきた。提唱者の米グーグルに加え、米IBMや米セールスフォースなどが、その重要性を強調し始めた。 「IBMは顧客のデータセンターのダイナミックな変更を支援する。そのために必要になるのが、クラウド・コンピューティングだ」。米IBMのシニア・バイス・プレジデントでIBMシステムズ&テクノロジー・グループを率いるビル・ザイトラー グループ・エグゼクティブはこう語る。 IBMは今年に入って、クラウド・コンピューティングをキーワードに、相次いで新事業を展開している。2月1日に中国・無錫にクラウド・コンピューティングの基盤となるデータセンター「China Cloud Computing Center」の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く