HDDからSSDへの移行という話題は、特に小型機器が好まれる日本において先行している感があるが、その関心はもちろん世界的なものだ。PCベンダーはこぞってSSDを安全に活用するためのBIOS開発に余念がないし、MicrosoftもWindows VistaおよびWindows 7でのSSD対応を進めている。 そしてIntelも、IDFでの積極的なSSDへのコミットメントを見る限り、モバイルコンピューティングの将来を担う技術の1つとして、SSDに強い関心を寄せているのだろう。 いや、もう少し正確に言えば、デスクトップやサーバーといった分野を含め、将来的にSSDがもっと広範に使われるようになると考えているという。そうした将来を見越し、Intelは高付加価値のNOR型フラッシュメモリに特化していた戦略を変更してNAND型フラッシュ事業にも取り組み始めていた。その最初の戦略的な技術がIntel Tu
4月18日午後 開催 会場:発明会館ホール(東京都港区) ハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)関連の業界団体である日本HDD協会(IDEMA JAPAN)は4月18日に、「競合と併存:HDDvsフラッシュメモリ」と題するセミナーを開催した。同協会は四半期ごとに「クォータリーセミナー」と称するセミナーを主催している。その一環である。 デジタルカメラ用メモリカードや携帯電話機用メモリカード、PC用USBメモリなど、NANDフラッシュメモリを使った外部記憶装置の市場が急速に拡大している。最近ではノートPCでHDDの替わりに、NANDフラッシュメモリで構成した外部記憶装置「SSD(Solid State Drive)」を搭載する機種が増え始めた。NANDフラッシュメモリに対する関心は高い。記憶容量の拡大と容量当たりのコスト低減を続けているからだ。セミナー会場は300名を収容
日経エレクトロニクスの2008年4月21日号に極めて興味深い記事が掲載されていた。 「東芝の勝算」という全体の特集もおもしろいのだが、その中でも時に「SSDの将来像」という特集がおもしろい。 今、東芝ほど日本の基幹産業を背負っている企業もいない。東芝は「NANDフラッシュメモリ」、「半導体・LSI」というハイテク産業の基幹部分にものすごい額の投資を行っている。その額は2007年度から2009年度の3年間でおよそ1兆円。特に、東芝における「NANDフラッシュメモリ」への投資額は、韓国サムソン社をもしのぎ、2009年には、世界シェアトップを目指している。しかし、最近のNANDフラッシュメモリの価格下落で利益率は厳しい。営業利益率は下降し続け、ついに2008年度第1四半期では、営業利益31億円というあわや赤字転落のところまで行った。 このような状況で、今後の世界のNANDフラッシュメモリ事業の命
米SanDisk Corp.は,パソコン(PC)向けのフラッシュ・ドライブ“Vaulter Disk”を製品化した。PCメーカー数社と採用に向けた交渉を進めており,2008年中にも12G~16Gバイト品の供給を始める意向である。Vaulter DiskはOS(operating system)のみを保存し,大容量データを保存するHDD(ハード・ディスク装置)と併用する。PCのPCI-Expressバスへの接続が可能である。HDDとVaulter Diskを組み合わせるソリューションは,HDDの代替を狙うSSD(solid state disk)に比べて「コストで優位」(SanDisk, Computing Solutions Division, Director, Product MarketingのDoreet Oren氏)という。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く