ブックマーク / business.nikkei.com (17)

  • 私たちが愛した「21世紀」について

    突如頭の中で音楽が鳴り出して、「あの歌は何だったのだろう」と思うことはないだろうか。下手をすると鳴り続けて止まらなくなり、気になってしかたなくなる。 いがらしみきおのマンガ「ぼのぼの」には、主人公のラッコの子ども、ぼのぼのが頭の中で変な歌が鳴り始めて止まらなくなって苦しむという話がある。マンガの誇張した話ではなくて、頭の中で音楽が鳴り出して自分では止められないというのは、割とあることだ。少なくとも私は、しばしばある。 が、今やそんなことを気にする必要はない。我々にはネットがある。検索でなんという歌かを探し、ついでにどこかのサブスクリプションか動画サイトかで、その歌を聴けば「ああ、この歌だった」と納得し、気が付くと頭の中で歌が鳴り続けるということもなくなっている。 過日、突如頭の中で、「21世紀がどうたらこうたら」という音楽が鳴り出した。どうも、小学生の時の運動会で鳴っていた音楽らしい。記憶

    私たちが愛した「21世紀」について
    yarumato
    yarumato 2023/11/22
    “1970年の曲では、20世紀とは夜明け前であり、21世紀とともに夜明けが来るという感覚だった。洋楽、書籍でも調べてみた”
  • 「機械学習天国ニッポン」と生成AIの著作権リスク 早大・上野教授

    「機械学習天国ニッポン」と生成AIの著作権リスク 早大・上野教授
    yarumato
    yarumato 2023/06/14
    “クリエーター「自分のコンテンツをAIに学習させるのはやめて」現状の著作権法「著作権侵害を理由にしても、学習自体をやめさせることはできない」 AIによる学習は適法だが、生成が適法とは限らない”
  • マンガ家の卵は「AIが育てる」 少年ジャンプ+編集部の挑戦

    マンガ雑誌「週刊少年ジャンプ」を擁する集英社が、コンテンツ力を高めるため生成AIChatGPT」の活用に乗り出した。生成AIを巡っては、そのあまりの急激な進化に対して、人間の仕事・役割を奪うとの見方もあるが、逆に言えば「使いこなす」余地も大きい。マンガ家の裾野を広げるための挑戦だ。 5月11日に集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+(プラス)」の編集部がクリエーター支援サービスを手掛けるアル(東京・渋谷)と共同で始めたウェブサービス「Comic-Copilot(コミコパ)」は、マンガ家の様々な相談人工知能AI)がインターネット上で応じるサービスだ。米オープンAIChatGPT(GPT-4)と連携し、チャット形式で自動回答する。 単純にChatGPTにつなぐだけではない。画面左側には「テーマを一緒に考えたい」「キャラクター名を考えて」「固有名詞を考えて」「セリフを調整したい」といった

    マンガ家の卵は「AIが育てる」 少年ジャンプ+編集部の挑戦
    yarumato
    yarumato 2023/06/10
    “ウェブサービスComic-Copilot(コミコパ)は、マンガ家の相談に、編集者の知見を取り入れたChatGPT(GPT-4)がチャット形式で自動回答するサービスだ。「キャラクター名を考えて」「セリフを調整したい」などの相談項目”
  • 「市場で再分配が可能」という前提を疑え

    を含め、いま世界各国で貧富の格差や不平等への関心が高まっている。先日、安倍首相と会談したノーベル経済学者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大学教授が、著作などを通じて格差問題の是正や解決を世論に力強く訴えていることをご存知の方も多いだろう。 トマ・ピケティ仏パリ経済大学教授の『21世紀の資』が世界的なベストセラーになり、我々の経済格差に関する情報が大幅に新しくなったことも記憶に新しい。適切な政策的介入、あるいは何らかの大きな変革がない限り格差はますます拡大していき、世界経済や社会のシステム全体に悪影響を及ぼす。そうした懸念は、アカデミアの内外を問わず確実に広がっている。 稿では、この格差問題に触発されて、筆者がこのところ取り組んでいる新しい研究アイデアを紹介したい。格差問題が「問題」であり続けている大きな理由は、格差を解消するような再分配の実現が様々な理由から難しいからだ。 富

    「市場で再分配が可能」という前提を疑え
    yarumato
    yarumato 2023/01/03
    “価格を通じて需要と供給が一致する競争的な市場は、「最大多数の最大幸福」を達成できない。むしろ「最小人数の最大幸福」をもたらすと分かった。つまり市場はそもそも「負け組」を最大化する仕組み”
  • 借金玉さん、発達障害の僕が大事なモノを「神棚」に置く理由

    借金玉さん、発達障害の僕が大事なモノを「神棚」に置く理由
    yarumato
    yarumato 2022/04/16
    “整理整頓されていないモノは無価値。部屋が大量のモノに占拠されて、家賃の3分の1だけが使用可能部分。月に家賃3分の2を捨てている(価値がマイナス)なら、モノは一度捨てていい。また買える”
  • 「ちゃぶ台返し」は文化だ 意思決定に表れる「国民性」

    「ちゃぶ台返し」は文化だ 意思決定に表れる「国民性」
    yarumato
    yarumato 2022/03/16
    “インド人「日本人は意思決定に時間かけ過ぎ」日本人「インド人は一度決めたことをすぐに覆す」日本のリーダーシップは階層主義、部下が上司に意見しない。意思決定は合意形成型、時間かかるがブレずに迅速に実行”
  • 養老孟司氏「なぜコロナ禍で子どもたちは死にたがるのか?」

    養老孟司氏「なぜコロナ禍で子どもたちは死にたがるのか?」
    yarumato
    yarumato 2022/02/18
    “ネット社会では情報のやりとり以外はノイズ。生身の人と関わるのは生きがいにもなるが、ノイズとして排除される傾向。子供もノイズに。人は生きるだけで周りに迷惑をかける。それを昔は「お互いさま」と”
  • 脳科学者が教える、10分で脳を活性化させる10の方法

    脳科学者が教える、10分で脳を活性化させる10の方法
    yarumato
    yarumato 2022/01/12
    “米国の脳科学者。早歩きする(頭が働かなくなったとき、短い時間でも運動)背筋を伸ばして座る(脳への血流)利き手以外の手で書く(脳に新鮮な刺激、ニューロン新生を促す)今日を良く生きる方法を毎朝思い描く”
  • 押井守監督が配信サービスを使わない理由

    「007」から「仁義なき戦い」、そして「野性の証明」に「キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー」、などなどなど……。 日経ビジネス電子版でお楽しみいただいてきた連載がになりました。タイトルはそのまま『押井守監督が語る 映画で学ぶ現代史』(書影はこちら)。発売前からアマゾンでカテゴリー1位(社会史)をいただくなど、注目されております。 これまでの連載を再編成して公開された時系列に並べ、「映画は時代の不安のタイムカプセル」という視点がより分かりやすくなったかと思います。野田真外さんによる映画の紹介と、増量された西尾鉄也さんのイラスト、そしてなにより、単行のプレミアムとして、連載では未掲載の「海外ドラマ編」と「アフターコロナの日映画」を追加しています。 「海外ドラマ編」では、押井監督が総監督を勤めたドラマシリーズ「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の秘話をたっぷ

    押井守監督が配信サービスを使わない理由
    yarumato
    yarumato 2020/11/05
    “映画の配信はすごいが自分の部屋では見ないと決めた。見始めたら終わらない、仕事ができない、本も読めないから。最近は自分でテーマを決めて「これを見ます」以外は全部無視。今の流れから取り残された立ち位置”
  • 追悼 故・野村克也氏が最後に語った「再生」と「自信」:日経ビジネス電子版

    野村 克也[のむら・かつや]氏 1935年京都府生まれ。京都府立峰山高校卒業。1954年、テスト生として南海ホークスに入団。3年目にレギュラーに定着すると、それ以降、球界を代表する捕手として活躍した。監督としては、南海ホークス時代の1970年に選手兼任監督に就任したのを皮切りに、ヤクルトスワローズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任した。ヤクルト時代に4度のリーグ優勝と3度の日一に輝く。球界を代表する捕手にして監督。 「野村再生工場」の異名を取ったように、野村さんは戦力外になった選手を再生することが得意でした。 「再生工場」という言葉は、南海(現ソフトバンク)時代に巨人の2軍だった山内(新一氏)や松原(明夫氏)、東映(現日ハム)の若手だった江(孟紀氏)をトレードで獲得して、ローテーション投手にしたことから始まったんです。コツと言われるとただ使うだけで何もないけど

    追悼 故・野村克也氏が最後に語った「再生」と「自信」:日経ビジネス電子版
    yarumato
    yarumato 2020/02/12
    “実力はあるが自信を失っている。そんな時に、1つ、2つと白星が付くと見違えるように変わる。再生工場の本質は自信の回復。持ち場で輝けば生き残ることができる。自分の役割を考えさせ正しい方向に努力させた”
  • 映画は「時代の不安」のタイムカプセルだ

    押井監督お久しぶりです。 押井:お久しぶり。 前回は「仕事に必要なことはすべて映画で学べる」がテーマ(単行はこちら)でした。今回のテーマは「映画歴史観を学ぶ」ということなんですが。 押井:なるほど。 押井監督は以前「文化歴史の忘却装置だ」とおっしゃっていましたね。 押井:うん、言葉をもうちょっと補足すれば「いま現在、文化歴史の忘却装置にしかなってない」っていう話なんだけどね。僕が主張したいのは、文化歴史の忘却装置であっていいのか? っていうことなんだよ。 あっていいのか。忘却装置ではいけないんでしょうか。 押井:「嫌な日常を忘れて、エンタメを楽しみたい」っていう気持ちはわかるよ。開放感を味わいたいとか、カタルシスを味わいたいとか、誰かの夢いっぱいの人生を追体験して、たどってみたいとか。それはもちろん映画の基的な機能だから。だけどそれだけになってしまって、浮き世のことを忘れる「忘

    映画は「時代の不安」のタイムカプセルだ
    yarumato
    yarumato 2020/02/09
    “今の文化は「嫌な日常を忘れてエンタメ楽しみたい」歴史の忘却装置でしかない。作る側がそれじゃダメなんだ。観客には自分が抱える不安を具体化してほしい気持ちが必ずある。エンタメ映画は時代の不安を記録する”
  • アベンジャーズは、肥大化する米軍の見立てでもある

    前半では、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014)から、アメリカの冷戦時代の赤狩りの脅威を暗示したメタファーを読み解いていきました。面白い映画には、エンタメと寓意が共存している。「映画で学ぶ現代史」は、面白い映画の中に存在するメタファーから、込められたもう一つのストーリーを読み解いていく企画でもあるんだ、と、今気づきました(笑)。 押井:それはよかった(笑)。それにしても「ウィンター・ソルジャー」は当に驚いた。最近ハリウッド映画にそういう政治的なメタファーを僕はあまり感じてなかったからね。メタファーはたまにあるんだけど、あってもさほど政治的じゃなかった。哲学っぽいものなら、例えばギレルモ・デル・トロとかあったけどね。 デル・トロですか。「パシフィック・リム」(13)の。 押井:あのおっさんはモンスター映画専門だと思ったら大間違いで、ちゃんと哲学が入ってる。トンデモ系の

    アベンジャーズは、肥大化する米軍の見立てでもある
    yarumato
    yarumato 2020/02/09
    “単独のヒーローは全然面白くない。ヒーローは複数になって初めて何事かが始まる。ちゃんとした映画の条件の一つが「対立軸」。強いだけのヒーローじゃ通用しなくなって「奥行き」が必要になってきた”
  • 米国が抱いた最大の恐怖「内部に潜む洗脳者」

    それでは今回もよろしくお願いいたします。今回のお題は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014)ということでお願いいたします。押井監督がマーベルの映画をお題に出す、というのはちょっと意外な気がしますけど。 押井:僕はスターチャンネルの常連だから、マーベル、DC、X-MEN、あの辺はもれなく見る仕掛けになってるんですよ。その中に、時たま面白いのがあるんだよね。量産効果というか、シリーズものには時々変わったやつが出てくる。それはプログラムピクチャーの良さでもあるんだけど。 その1つがこの映画ということですね。 押井:だけど、この前作(「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(11))はねえ……しょうもないヒーローものだった。 2作目は傑作で、前作はしょうもないと。珍しいケースですかね。 押井:主演(クリス・エヴァンス)はものすごい肉体の持ち主なんだけど、お話は、モ

    米国が抱いた最大の恐怖「内部に潜む洗脳者」
    yarumato
    yarumato 2020/02/09
    “映画は重層的に作るものであって、表面上のストーリーとは別のストーリーを語れる。裏を読むべきメタファーがないと「格」が出てこなくて1回見たらおしまいのスカスカのエンタメになる”
  • ハライチ岩井が語る「今時、同窓会に参加する人」の正体

    ハライチ岩井が語る「今時、同窓会に参加する人」の正体
    yarumato
    yarumato 2019/11/29
    “後輩を誘う時は“飲みの強要”にならないよう“事前説明”する。「強制ではない。少しでも気が進まないなら断って。来ても人脈つながらない。それでもご飯食べるのは悪くないと思うなら一緒に行かない?」”
  • 現金決済にこだわる「サイゼリヤ」、社長が真意を明かす

    現金決済にこだわる「サイゼリヤ」、社長が真意を明かす
    yarumato
    yarumato 2019/11/19
    “サイゼリヤはショッピングセンター入居店舗以外では現金だけ決済。社長「様子見。キャッシュレス端末は急速に進化中で更新に金を使いたくない。キャッシュレス手数料払っても収入増加の時期はもうすぐ」”
  • 女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」

    女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」
    yarumato
    yarumato 2019/07/11
    “男性側の不利な部分についてはこれまで誰も声を上げなかった。フェミニズムも男性側のことには興味がないんです。”
  • 街を歩き倒す男、今回は函館と横浜と神戸を比較

    この地図は北海道函館市(都市人口27万人、都市圏人口34万人)のものですが、「動く街」を観察するのにとても分かりやすい例です。 都市圏の規模は、前回触れた佐世保や佐賀と近いですが、どちらとも似ないパターンが特徴です。佐世保が1点にかたまる街、佐賀が全方向に拡散し各施設が点在するパターンだとすると、函館は、時代を追うごとに新たな点ができ、新旧4つの点がそれぞれ性質の異なる街なのです。 それぞれの街の中心の移動から、時代の移り変わりを観察できる。そういうことでもあります。実線の赤い矢印が、これまで住宅地の拡がってきた方向ですが、ちょうど山裾まで来たところです。函館都市圏の人口のピークは過ぎましたが、近年まで人口が増加し、現在も僅かに拡大が見られるのは、平地がある北西方向(北斗市、七飯町)です。新幹線の新函館北斗駅ができ、郊外型の商業施設が多いのもこのエリアです。 函館市は明治以降対外貿易港とし

    街を歩き倒す男、今回は函館と横浜と神戸を比較
    yarumato
    yarumato 2018/06/22
    “函館の中心は内陸へ動く”
  • 1