雛人形返還請求訴訟 本間美術館、争う姿勢 : 山形 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）酒田市の豪商・本間家の美術品などを管理する公益財団法人「本間美術館」（酒田市）に収蔵されている鶴岡市の豪商・風間家の雛(ひな)人形を巡り、風間家の財産管理を行う公益財団法人「克念社」（鶴岡市）が同美術館を相手取り、人形の返還を求めた訴訟の第１回口頭弁論が２５日、山形地裁酒田支部（室橋秀紀裁判官）であった。被告側は、請求棄却を求める答弁書を提出、争う姿勢を示した。 訴状によると、同美術館が人形と引き換えに支払った１０万円について、謝礼または賃貸料で所有権は克念社にあるとしている。 答弁書では、分割払いの最後が１９６０年で、その後、全国的に雛人形の人気が高まった２００１年３月まで、４０年以上も人形の返還や謝礼を求められていないと指摘。「１０万円は売買代金と考えざるを得ない」と主張している。 閉廷後、原告側の代理人は「どこかで収束の場を探したい」と述べた。被告側の代理人も「和解が望ましい」として
