佐々木亮弁護士が指摘しているように、今、提出されている派遣法改正案が成立すると派遣社員が激増します。派遣社員が激増すると森岡孝二関西大学名誉教授が指摘しているように「派遣奴隷」のような無権利状態が蔓延し日本の雇用は破壊されてしまいます。そうした「派遣奴隷」の実態を以前いくつかブログで紹介しています。 ある派遣の青年が、仕事中にケガをして、頭から血を流しているのに、会社側は青年に対して、「君には選択肢が3つある。1つは自分で歩いて病院に行く。2つは会社にある薬を自分で塗る。3つは会社の車で病院に行く。ただし仕事が終わる4時間後だ」と言ったそうです。派遣労働者が仕事中にどんなにひどいケガをしても労災(労働災害)を隠蔽したいがため、絶対に救急車を呼ばないというのがまかりとおっているそうです。また、「労災をつかえば仕事がなくなるぞ」など労災隠蔽の脅しも日常茶飯事。(「人間をボロ雑巾のように使い捨て