ムーアの法則、実質的には28nmが最後か:設計に最も使われているのは65nm以前(1/2 ページ) 7nm、5nmプロセスの実現に向けて微細化の研究開発が進められているが、設計の現場は当然ながら、より現実的だ。28nm以前のプロセスを適用した製品が大半を占め、さらに設計で最も多く使われているのは65nm以前のプロセス、という統計データがある。 “2つの道”に分岐しているプロセス技術 半導体業界では現在、7nmプロセスの微細化実現を目指す製品がごくわずかであるのに対し、28nmプロセス以前の技術を維持している製品が大半を占めている。2年以上前からの予測通り、2つの道に分かれた状況にあるのだ。 このことから、われわれが2014年3月に投稿したブログ記事「28nm — The Last Node of Moore's Law(ムーアの法則は28nmプロセスで終わる)」の内容が、確証を得たといえる