気候変動、震災、感染症・ワクチン、食の安全……。科学に対する信頼の危機がたびたび叫ばれるが、本当なのか――。新型コロナウイルスの流行後に世界68カ国・地域で科学者に対する信頼度を調べたところ、世界全…
筑波大附属駒場中・高の北村豊校長(右)と真梶克彦中学副校長=東京都世田谷区で2024年5月31日午後0時9分、近藤綾加撮影 服装も髪色も自由。校則は二つだけ!?――。国立大附属校で唯一の男子校である筑波大附属駒場中・高、通称「筑駒」。日本一の東大進学率を誇り、2023年度の卒業生は約160人のうち69人が現役合格した。「天才集団」と呼ばれる筑駒生の取り組みについて、北村豊校長と真梶克彦中学副校長に聞いた。【近藤綾加】 発展的な学び支える「ケルネル田んぼ」 ――例年、4割を超える生徒が東大に進学しています。どのような生徒が多いのでしょうか。 ◆勉強だけに限らず、寝食忘れて何かに打ち込む子が多いですね。学校行事も含め、とことんやらないと気が済まない子が多い。例えば、文化祭で喫茶運営を担当した班の生徒は、自分たちで何度もコーヒー豆を焙煎(ばいせん)し、ブレンドして味の研究を重ねていました。コーヒ
ロボットと人間が友好関係を築くマンガ『ドラえもん』が生まれた日本は、他国と比べてAIに対する危機感が低いと英誌「エコノミスト」は指摘。日本人がAIの普及で恐れているのは失業や著作権侵害ではなく、もっと別な点にあると論じている。 AI(人工知能)と聞いて、米国人が思い浮かべるものは何だろう? 『ターミネーター』シリーズの恐ろしいサイボーグや、『2001年宇宙の旅』で乗員を排除しようと企んだコンピュータのHAL 9000だろうか。 では、日本人が思いつくものは? それは、お助けロボットのドラえもんだろう。IT業界の人間もこの猫型ロボットをこよなく愛する日本は、AIビジネスの可能性に満ちた国だと言える。 ドラえもんの存在は、日本人のAIに対する考え方についての示唆を与えてくれる。 AIを警戒している日本人は少ない。世界ではおよそ半数の人が、AI関連の製品・サービスに不安を感じており、特に米国では
2024年11月5日に投票がおこなわれた米大統領選で、ドナルド・トランプ前大統領が2度目のホワイトハウス入りを果たすことになった。 この勝利は、世界的な波紋を呼ぶと予想されるが、彼の支持者や前国家情報長官代理のリチャード・グレネルが言うように、トランプの外交政策は「予測不可能」だ。米国の同盟国も含め、「次に何が起こるか」、誰もが予測に苦労している。そんななか、米「ワシントン・ポスト」紙が、今後、世界が受けるであろう影響、そして各国の懸念を7つのポイントにまとめた。 ①イスラエルは中東での戦争拡大の「背中を押される」かもしれない トランプは前政権時代、在イスラエル米国大使館をテルアビブからエルサレムに移すなど、親イスラエル的な姿勢を見せている。また、プライベートでもイスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフに支援を申し出ており、最近も電話で「やるべきことをやれ」と話したとされる。 ②米国からの支援
経済分析レポート 日本、米国、欧州、アジア、新興国経済に関する様々な分析レポート 経済指標レポート 世界各国の経済指標に関するタイムリーな情報、解説レポート 経済見通しレポート 日本、米国、欧州、アジア経済に関する今後の見通しレポート 金融市場レポート 株価・金利・為替マーケットおよび金融政策に関するレポート 資産運用レポート 資産運用・資産形成や制度・政策に関する調査・研究レポート 第一ライフ研レポート (旧第一生命経済研レポート) 経済・金融市場に加え,様々な話題を取り上げた月次レポート 1分でわかるトレンド解説 注目のトレンドワードについて、わかりやすく1分で解説したレポート その他 ライフデザインレポート ビジネス環境レポート 人口減少時代の未来設計図
経産省のクールジャパン政策課と戦略デザインファームBIOTOPEが協働で実施したリサーチ『海外都市から見た日本ブランドの今と今後の可能性』が2024年5月に発表された。 本連載では同リサーチに参加した現地リサーチャーたちと共に、海外のそれぞれの都市で日本はどのように評価されているのか、さらに解像度を上げて考察していきたい。 今回はロンドンからの視点を、現地の情報に詳しいリサーチャーの田房夏波が紹介する。ロンドンで見えてきた「伝統とモダンカルチャーが共存する」日本のユニークさとは? 日本に「圧倒的にポジティブ」なイメージ 「日本に対してこれだけ良いイメージがすでに広がっているというのに、なぜそんな調査をする必要があるのか?」 経産省のクールジャパン政策課と取り組んだリサーチ「海外都市から見た日本ブランドの今と今後の可能性」に対する、ロンドンの友人たちの反応だ。 海外経験のある読者のなかには、
米「ニューヨーク・タイムズ」の調査報道ジャーナリスト、アニー・ジェイコブセンは、数々の米政府高官へのインタビューをもとに、「核抑止が破綻したとき、何が起こるか」を、著書『核戦争:一つのシナリオ』で示した。映画『デューン 砂の惑星』シリーズの監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴによって映画化も決まっている同作で描かれた、「核戦争」のリアルすぎるシナリオ──それを裏付ける根拠を、仏誌「レクスプレス」がジェイコブセン本人に聞いた。 人類が核戦争の惨禍を免れてきた要因の一つに、「幸運」がある。決定的な瞬間に誰も悪い選択をしなかったこと、過ちや失敗への反省が手遅れにならなかったこと……。これは核軍縮に関する国連のレポートのなかの言葉である。 ピューリッツァー賞の最終選考に残ったこともある米国人ジャーナリスト、アニー・ジェイコブセンは、新著『核戦争:一つのシナリオ』(未邦訳)のなかで「その幸運が失われたとき」を
英紙「ガーディアン」は、10月27日付けで「ふたつのことに心奪われた日本:総選挙と大谷翔平の肩」と題した記事を掲載し、次のように報じた。 「月曜日、日本の新聞は総選挙の結果で持ちきりになるだろう。だが、大接戦となった今回の投票を受けての政治的未来に関する憶測は、何千キロも離れた場所で起きている別の出来事と紙面を争うことになる。たったひとりの男──大谷翔平によって」 10月26〜27日の週末にかけて、日本では衆院総選挙の投開票が、米国ではワールドシリーズの第2戦がおこなわれた。今後の日本にとって重要な出来事である総選挙と、ドジャースの大谷が試合中に肩を負傷したニュースの注目度が同等なことに、英紙も驚いているようだ。アニメ『ONE PIECE』の最新シリーズの放送開始がワールドシリーズのスケジュールと重なるため、1週間延期されたことにも触れている。 大谷が怪我をしたのは26日、二塁盗塁を試みた
スタンフォード大学がGPT-4をベースに、生徒を個別指導するチューター向けに助言を生成するツールを開発した。5~13歳の生徒にオンライン授業をするチューター900人を対象とする調査でその有効性を確認した。 by Rhiannon Williams2024.10.31 9 この記事の3つのポイント 米国では教育格差が大きな問題となっている スタンフォード大学が初心者チューターを支援するAIシステムを開発 このツールにより生徒の学習成績が向上する可能性が示された summarized by Claude 3 米国は教育格差という大きな問題を抱えている。低所得層の子どもたちは質の高い教育を受けられないことが多い。貧しい地域では経験豊富な教師をなかなか確保できないことがその理由のひとつだ。 人工知能(AI)を利用することで、そうした学校で補習として実施されることがある1対1の個別指導の質を改善でき
いきなりなのだが、ミルクボーイの漫才をGemini 1.5 Proにやらせてみよう、と思い立った。で、やってみた。ネタは「コーンフレーク」だ。 youtu.be ミルクボーイの二人のうち、ボケ役の内海さんをGemini 1.5 Proにやらせることにした。ツッコミの駒場さんのセリフはそのまま、つまり関西弁のまま、ひとつずつGeminiにプロンプトとして入力する。そうやって、一連の対話を作っていった。 はたしてまともな漫才になるだろうか? その結果を次に示す。太字で表したのがGeminiの反応だ。 ========== 駒場 & Gemini: どうもー 駒場: いきなりですけどね うちのオカンがね 好きな朝ごはんがあるらしいんやけど Gemini: ほな、そのオカンの好きな朝ごはんは何なんやろ? 教えてくれたら、何かええ情報提供できるかもしれんで! 駒場: その名前をちょっと忘れたらしくて
現行の健康保険証を廃止しマイナンバーカードに統合する「マイナ保険証への一本化」が12月2日に迫っている。マイナ保険証については、政府が「医療の質の向上」「不正利用防止」といった「メリット」を強調してきている。 【画像】マイナ保険証の利用率は低迷が続いている(出典:厚生労働省) 他方で、医療関係者や様々な分野の専門家から、それらについての数値的根拠の不足、情報セキュリティ面での難点、情報プライバシーの侵害、不正利用の助長のおそれ、利便性の後退、国民皆保険制度との整合性等の問題が指摘されている。また、医療現場でのトラブルも報告されている。 そんななか、編集部に、首都圏で10店舗以上の薬局を経営するグループの代表をつとめるX氏からメールが届いた。「マイナ保険証のメリットは一定程度のものはありますが、しかしバラ色に遜色ない優れものでもないです…」 メールの内容は、薬局経営者・薬剤師としてマイナ保険
グーグル・ディープマインドは、意見が分かれる問題の議論で合意を形成するのに、生成AIが有用である可能性を示す研究結果を発表した。しかし、この技術が人間の仲介役に取って代わるには、まだまだ解決すべき課題が多い。 by Rhiannon Williams2024.10.24 10 この記事の3つのポイント 大規模言語モデルを使った政策議論の調停AIツールが開発された AIによる声明文は人間による声明文より支持される傾向がある AIツールの有用性には限界があり責任ある導入にはさらに研究が必要だ summarized by Claude 3 民主主義において合意を形成することは難しい。人々はイデオロギー的、政治的、社会的にそれぞれ異なる見解を持っているためだ。 この問題の解決に人工知能(AI)ツールが役立つかもしれない。グーグル・ディープマインド(Google DeepMind)の研究チームは、大
人工知能(AI)は2023年、これまでの大言壮語にようやく追いついた。 いまや遍在するチャットボット「ChatGPT」を、米国の研究所「オープンAI」がリリースしたのは、2022年の11月だった。それは小説を数秒で要約できるし、コンピュータコードも書ける。脚本まで生成できるポテンシャルがあると、ハリウッドの脚本家らがストライキするまでになった。 それから2ヵ月もしないうちに、ChatGPTユーザーは1億人に達し、史上で最速の成長を見せたアプリとなる。「マイクロソフト」はオープンAIに100億ドル(1兆5000億円超)をつぎ込み、このパーティを続けようとした。スタートすると見せかけ続けた数十年を経て、AIはついに動き出したのだ。 ところが、シャンパンの栓を抜こうとしない男がひとりいた。トロント大学のコンピュータ科学教授で、AIのゴッドファーザーとして知られるジェフリー・ヒントンだ。 理論上で
「虎に翼」で最も賛否両論あったのが、主人公の寅子が穂高先生に花束を渡さなかった場面。「あれが私の“神回”」というのは、ドラマの「ジェンダー・セクシュアリティー考証」を担当した福島大教育推進機構准教授、前川直哉さんです。それは、なぜ? 「虎語り」後編では、差別構造の再生産やエンパシーについて語ってもらいました。【オピニオン編集部/小国綾子】 前編はこちら 僕らだけ「好きな理由」求められる 「虎に翼」からのメッセージ 花束贈呈は女性の役目? ――前川さんにとっての“神回”はどれですか? ◆穂高先生の退任記念祝賀会で、寅子が穂高先生に花束を渡さなかった場面です。 ――えっ。あの場面ですか。あの場面は私の周囲の「虎に翼」ファンの間でも意見が割れました。「穂高先生も自分なりに必死で闘ってきた人なのだから、せめて最後は花束を渡してほしかった」「大人なのだから」など、花束を渡さなかったのだけは納得いかな
過剰な規範意識によって「逸脱する人」を許せない Twitter社によれば、2021年上半期(1~6月)に削除要求は世界で4万3387件で、うち日本が1万8518件と4割強を占めて世界最多となった。さらに、政府機関以外から寄せられたアカウントの情報開示請求は全世界で460件で、うち日本が241件と5割強を占めている。 もちろん、「削除要求・開示請求=誹謗中傷」ではない。ただ、誹謗中傷が問題になってからというもの、メディアや弁護士など専門家が対策のひとつとして削除要求や開示請求について言及をしていることを踏まえると、この突出した件数に、日本特有の誹謗中傷カルチャーが大きく影響していると考えるべきではないか。 では、なぜこんなことになってしまったのかというと、冒頭で申し上げた「規範意識の育成」をやりすぎってしまった「副作用」だと筆者は考えている。 繰り返しになるが、この教育方針自体は素晴らしい。
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