[ワシントン 26日 ロイター] - 米商務省が26日発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)の速報値(季節調整済み)は年率換算で前期比3.2%増と、前期の2.2%増から加速し、市場予想の2.0%増を大幅に上回った。貿易赤字が縮小したほか、在庫が急速に積み上がり、GDPを押し上げた。ただこれらは一時的な要因で、今後傾向は変わる可能性がある。 今年7月には景気拡大期間が10年を超えるが、これは過去最長だ。 トランプ大統領は統計を歓迎、ツイッターに「期待や予測を大きく上回った」と投稿した。 キャピタル・エコノミクスの首席エコノミストは「財政刺激策の効果が薄れて国内景気が鈍化しつつあるという見方をあざ笑うかのような伸びだ。ただ統計を深読みすれば、懸念材料が数多く存在する」と指摘した。 第1・四半期は輸出が急増する一方で輸入が減り、貿易赤字が縮小した。貿易はGDPを1.03ポイント押し上げる